「祈祷会は教会の機関室である」。古い時代のある神学者の言葉です。大型客船や機関車が動かされるためには機関室が必要です。そして、外観からは見ることのできない、小さな隠れた機関室での働きにより、大きな乗り物が動かされています。教会もまた同じです。祈りの交わりの豊かさは、おのずと教会の力へとつながります。祈祷会は長老(役員)や執事や牧師だけに限られたものではなく、教会に集うすべての方や地域の皆様へと開かれた集まりです。人前での祈りが苦手だから…という方は、お祈りいただかなくても構いません。共にそこで祈られる祈りの交わりにお加わりいただき、「アーメン」(ヘブライ語で「真にその通りである」)と祈りを合わせていただくだけで結構です。
祈祷会では、昨年4月より詩編の御言葉を学んでいます。詩編は「祈りの教科書」とも呼ばれています。詩編の御言葉より学び、私たち一人ひとりの祈りが養われますことを願います。この祈りの交わりに、一人でも多くの方がご参加いただけますよう、祈りつつご案内申し上げます。
(週報に掲載した祈祷会案内の再掲)
祈祷会は毎週水曜日の午前10時30分~行っています。1時間程度の集まりです。聖書を輪読し、牧師が20分程度聖書の解説をし、そのあと祈れる人は一緒に祈ります。どなたでもご参加いただけます。