青森松原教会ホームページ

青森松原教会は132年の歴史を持つ、キリスト教の教会です。

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牧師のアメリカ滞在記

牧師のアメリカ滞在記⑦

8日目はまず、前日に引き続きホープカレッジへ伺いました。けれども、目的は施設見学ではなく、月・水・金の午前に行われているチャペル礼拝に出席することでありました。

「混んで入れなくなるから早めに行った方がいい」。

行くまでは半信半疑でした。なぜならその講堂には1,200名が入るからです。

20分前に到着。まだガラガラです。

「ほら。こんなものでしょう。」(←大澤の心の声)

5分前になるといったい何事かと思うような勢いで学生たちがなだれ込んできます!1,200名の講堂があっという間にいっぱい。地べたに座る学生や、立ち見の学生まであらわられるほどです。

 

けれどもこの光景も数年前からだそうです。10-20年前には、この同じ講堂に100名程度しか学生が入っていなかったそうです。それが讃美歌や奏楽、説教方法等をコンテンポラリーな礼拝へ改革したことにより、礼拝出席者が10倍以上に膨れ上がったと伺いました。「御言葉によって改革され続ける教会」の具現化が、ここに現れているように感じました。

 

もう一つ私が励まされたことは、日本からの留学生の多くが、留学中にキリストと出会い、信仰の芽が開き洗礼を受けることが多いという事実でした。日本にだけ留まっていると、なかなか福音が前進せず、数字として結果が表れず、教会やキリスト教主義学校の存在意義を考えてしまう時があるかもしれません。けれども、日本の統計には表れない仕方で、蒔かれた福音の種が、着実に芽生えている現状を初めて知りました。

「伝道困難な日本に地における種まきは無駄ではありません!ぜひこのことを日本の皆様に伝えていただきたい。」

アメリカの宣教師や牧師からの感謝の言葉がありました。日本の教会やキリスト教主義学校の果たしている働きについても考えさせられた時となりました。

 

続いて私たちはホーランド・レスキュー・ミッションという、様々な困難を抱えていらっしゃる方々を支援する施設を訪ねました。男性用施設、女性・子ども・家族用施設、献納品が集められる大きな倉庫の見学を行いました。男性用施設(シェルター)では施設責任者と共に昼食をいただきました。施設利用者に3食365日無料でふるまわれている食事です。

この働きには2つの柱があります。職業技能訓練と社会適合です。1年かけてこのプログラム(クラスと呼ばれている)を行い、さらには職業のあっせんも行うというのです。「巣立ちの部屋」のような場所もありました。1年のプログラムを終えた後の利用者はこの部屋に移り、ごく少ない家賃(月2万円程度。3食付)を払いながら、実際に働きに出てみます。私が特に感心したのは、最後シェルターを旅立つ時に、その払っていた家賃はすべて貯められており、餞別として渡されるという点でした。

献納品が集められる大きな倉庫では、毎日トラック何台分もの献納品が集められ、仕分けされていました。驚かされたのは、このミッションの働きにほぼ行政や国からの補助が出ていないという点でした。すべては献金とこれらの献納品の販売等による利益で賄われているそうです。そしてこの倉庫ではシェルター利用者も働いており、それもまた社会復帰の1ステップとなっていました。

その後、キッズホープUSAという、青年伝道に携わる施設に見学へ行き、この日の最後は日曜日に礼拝出席するビーチウッド・チャーチの長老宅へ、参加者全員で夕食に招かれました。翌日も同じ教会の別長老宅へ招かれ、そちらへは4名で参加しましたが、同じ教会の同じ長老でもご家庭の事情は様々であるのは、アメリカも日本も変わらないなと感じました。とても良い交わりの時間となりました。

 

9日目は土曜日。「土曜日の朝はここでパンケーキ」。そう決まっているお店があるとの事で、ヘッセリンク宣教師ご夫妻のお招きで朝食会に出かけました。さゆ里先生の御心遣いにより、レーマン宣教師もお招きくださり、席もお隣にしていただき、ゆっくりと青森松原教会の設立やウィン宣教師にかかわるお話を伺うことができました。またレーマン宣教師の御著書も購入できました。教会にとって一番のお土産です。

ミシガン湖で元宣教師が運転するボートに乗せていただき、ダッヂビレッジを見学の後、長老宅の会食でこの日は終え、翌日の礼拝に備えました。

 

10日目の日曜日は、いよいよ帰国前日。ビーチウッド教会の第一・第二礼拝へ出席しました。オーソドックスかつクラシカルな第一礼拝と、コンテンポラリーな第二礼拝。けれども礼拝説教や聖書箇所は同じ。それぞれ礼拝出席する年齢層は異なりますが、同じ御言葉により一つの礼拝がささげられているのが特徴的でした。この日は帰国に備えゆったりと過ごし、ダウンタウンで買い物して、夕飯を食べて終えました。

 

11日目の最終日。2件のクリスチャンセンターをはしごし、最後のお土産を購入して空港へと向かい、帰国の途につきました。

内容も恵みも盛りだくさんの旅を、すべてお考えくださり、ご案内くださったキスト岡崎宣教師ご夫妻、ご家族に心から感謝申し上げます!また日本で恩返ししたいと思います。

牧師のアメリカ滞在記⑥

7日目はまずホープカレッジを訪問しました。高校生の時に北海道でマギー宣教師によって導かれ、牧師になったアンディーこと中嶋史人牧師がご案内くださいました。あいにくの雨だったため、校内見学の代わりに、室内でパワーポイントによってホープカレッジの歴史や日本とのかかわりについて伺いました。雨で良かったかもと思えるような示唆に富んだ内容でした。

ホープカレッジのあるミシガン州のホランドという街は、①アメリカで退職して住みたい街・第1位、②アメリカで幸福度の高い街・第2位、③アメリカの三大好景観の一つミシガン湖のある街としても有名で、ここ数年で移住してくる方や観光客が大幅に増えた街だそうです。とても住みやすそうな良い街です。そして同時に市民3万人に対し、なんと市内の教会数は100を超えるという!私の住む青森市に換算すれば、1,000以上は教会がある計算となります(笑)。他教派含め3-40の教会が市内にあると話すだけで「多いね!そんなにあるの?」と言われる日本の現状との、あまりのギャップに驚きます。

ホープカレッジは世界でも有数の大学の一つ。「カレッジ」と言うと日本人にはユニバーシティと違って「単科大学」と勘違いする方も多いのですが、正確には「大学院を持たない大学」を指す言葉だそうです。大学院を持つと「研究」ばかりとなってしまい、「教育」が軽んじられてしまうからと、教育を大切にするアメリカの教授はカレッジを選ぶことが多いそうです。そのため優秀な教授陣が揃い、しかも授業をアシスタントなどに任せず、直接教授が講壇に立つことが多いと伺いました。素晴らしい。「人生を変える20の大学」の一つに選ばれるのも、納得ですね。でも、見学してさらに納得が深まりました。施設も、教授陣も、スタッフも、伺う授業内容も、サポート体制も、抜群です。こんな所で学べたら、どんなに素晴らしいかと思いました。

最初期のホープカレッジで学んだ木村熊二や大儀見元一郎の話は、ここに書くと長くなりすぎてしまいますので、また別の機会に記したいと思います。

お昼はホープカレッジの昼食。学生たちは学費に学食代も含まれていて、フリーパス。ビュッフェ形式の多種多様な豪華な昼食。何度でもお変わり自由。なんて私好みなのでしょうか!ボリューミーかつとてもおいしかったです!お昼を食べている間に晴れ間が…。中止する予定だった校内見学に出かけました。全校生徒が集まるチャペルもとても素晴らしかったです。

続いて木村熊二と大儀見元一郎の二人が洗礼を受けたホープ教会の見学へ。こちらの教会では「子どもと礼拝」(フィギュア〔人形〕を用いた子ども向けプログラム。聴覚だけでなく、視覚や触覚に直接訴える内容)を積極的に取り入れており、専用の部屋を何部屋も持ち、専用のスタッフがいるほどです。上尾合同教会時代にワークショップ等に触れたこともありましたが、その神髄を見たように思いました。日本の教会にそのまま取り入れられるかどうか別として、とても勉強になりました。

この日の最後の訪問先はヤング・ライフ。世界90か国に広がる中高生を牧会的にサポートするミニストリーです。ヤング・ライフの目的は、青年世代がイエス・キリストに出会ってくれることであり、そのために教会の中で待っているのではなくて、教会から出て行ってそれを行うということにあるそうです。私が青森で行っている活動ともつながります。地域の認知度や信頼度も高く、公立含め、受け入れてくれる中学・高校へ出かけて行き、スポーツイベントやカフェテリアに顔を出し、中高生と個人的に交流を始められますが、すぐに子どもたちが受け入れてくれる訳ではなく、繰り返し接しているうちに自分たちが安全な大人であることがわかるし、信頼できる存在であることがわかってくるそうです。教会との橋渡しのためのボランティアです。青森にも三沢にあると伺いましたので、一度訪ねてみたいと思います!

研修を終え、夜は念願のLogan’sというステーキ屋さんに。出発前から何度も伺っており、楽しみにしていました。わらじサイズのステーキ。大味ではなく、最後まで美味でした♪もう一回ぐらい行きたいなぁ。

牧師のアメリカ滞在記⑤

6日目はまずウェスタン神学校を再訪しました。9:40からのチャペル礼拝に出席しました。礼拝後にホールでコーヒーアワーが行われ、神学生や教授陣、約100名に日本からの訪問団として紹介されました。その後、短い時間でしたが神学校学長と面談の時間が与えられ、オンラインによる留学システム等の説明を受けました。元学長でもあるヘッセリンク博士(日本で20年以上にわたり宣教師として奉仕)に学内を案内していただいた後、学内カフェテリア・スープキッチンで昼食をいただきました。この昼食の取り組みが素晴らしいのです。学内のみならず、近隣にまで解放され、月~金まではランチが、週末はブランチが、困難を覚える方々や学生たちのために無料でふるまわれるのです。4年ぶりに来訪したメンバーは、その進化にも驚いていました。利用者も増え、味も良くなり、種類も増えていたとのこと。これらはみな、学校関係者や近隣の方々の献品と奉仕とによって成り立っています。

ウェスタン神学校

ウェスタン神学校

ウェスタン神学校学長と

ウェスタン神学校学長と

ヘッセリンク先生 先生が撮ったバルトとブルンナーの写真 大木先生宅でも見ました

ヘッセリンク先生
先生が撮ったバルトとブルンナーの写真
大木先生宅でも見ました

恩師の卒業写真発見!

恩師の卒業写真発見!

スープキッチン これで無料!

スープキッチン
これで無料!

昼食後、移動してRCA(アメリカ改革派教会)本部を表敬訪問しました。館内をご案内いただいた後、前・世界宣教部局長であるジョニー・アリシアバエズ師や、現・世界宣教部局長のダニエル・ティアマン師と面談しました。日本における宣教師の働きや、日本の宣教の課題について分かち合い、そして一人ひとりを覚えて篤い祈りがささげられました。青森松原教会の設立にかかわった女性宣教師Miss.リラ・ウィン師(フェリス女学院などでも奉職)も、このRCAから派遣された宣教師です。

RCA本部

RCA本部

本部前にて集合写真

本部前にて集合写真

RCA世界宣教部局長と

RCA世界宣教部局長と

この日の最後はサードリフォームドチャーチに会場を移して、元日本宣教師たちとの会食を行いました。ヘッセリンクご夫妻、マギーご夫妻、ウンジッカご夫妻、レーマン師、エリノア・ノルデンさん、ズヴァイクハイゼン師、コエダイカーご夫妻。そうそうたるメンバーです。一番長い方は、50年近く日本で宣教活動を行ったことになります。このような命がけのご奉仕によって、今の日本の教会の基礎が築かれたことを想い、胸が熱くなりました。

サードリフォームドチャーチ

サードリフォームドチャーチ

パイプオルガン 教会にこの規模のオルガンがという驚き。横にはティンパニーまで!

パイプオルガン
教会にこの規模のオルガンがという驚き。横にはティンパニーまで!

礼拝堂

礼拝堂

私にとって何よりの恵みだったことは、東京神学大学でも教鞭をとられたレーマン先生が、帰国後RCAから派遣された宣教師の働きについて、その歴史を一冊の本に著してくださっていたことでした。私のこの研修旅行の一番の目的は、青森松原教会のルーツを探ることでした。Miss.リラ・ウィン宣教師が、RCAや神学校、各教会のどのような祈りやどのような想いによって送り出されたのか。残念ながら日本には、その記録がほとんど残っていないのです。20年ほど前に『青森松原教会百年史』を編纂した際にも、東北学院やフェリス女学院など、関係各所から資料を集めたのですが、設立当時の情報はほぼ皆無でした。ほんの数行触れられているだけです。今回レーマン先生からお話を伺ったところ、「それらの情報は日本にはないでしょう。私はウィン宣教師のアメリカへの報告書や私信などを元に歴史をまとめているので、もっと詳しい情報を持っています」との回答を得ました。日曜日の第一礼拝と第二礼拝の間に、また詳しくお話を伺う約束をし、また、レーマン先生が著されたRCAの教会史をお分けいただけることになりました!

どのような団体においても、設立当初の理念や思想はとても大切なものだと思います。青森松原教会が新しい歩みを始めるにあたり、何よりもふさわしい出会いが与えられたと感謝しています。

同時にこの日の各訪問は、私の恩師たちの足跡を辿るような旅路でもありました。私に洗礼を授けてくださった大木英夫先生はヘッセリンク先生ご夫妻やレーマン先生とは何十年にもわたるお付き合いがあり、東京神学大学でも共に学長、教授として後進の指導に当たられました。そして私の牧師としての再出発を支え、ご指導くださった上尾合同教会の秋山徹先生は、ウェスタン神学校を卒業され、在学中はサードリフォームドチャーチの礼拝にご出席されていました。サードリフォームドチャーチの礼拝式文を読み、上尾合同教会の礼拝との近さを強く感じました。先生のベースがここにあったのかという発見でした。先生が在学中に始められたウェスタン神学校の日本語礼拝にも出席させていただきました。そこからの受洗者(日本からの留学生ら)も多く生まれていると伺いました。

青森松原教会も、そして私自身も、新たな気持ちで歩みを始めるのにふさわしい時が与えられました。主に感謝。

元日本宣教師たちと

元日本宣教師たちと

 

 

牧師のアメリカ滞在記④

9月の第一月曜日は、アメリカの祝日、レイバーday。日本でいう勤労感謝の日のような日だそうです。お休みの日を利用して、ミシガンから3時間かけてシカゴを観光しました。田舎町ミシガンと、大都会シカゴ。そのコントラストがおもしろかったです。

マグニフィカント・マイル(魅惑の1マイル)と呼ばれる美しい街並みを眺めながら、20分ほど歩いて昼食会場のジョン・ハンコックビルへ。シカゴ1ではありませんが、指折りの高層ビルの95階から眺める景色と共に、おいしい昼食をいただきました♪

マグニフィカント・マイルとの差を楽しむために、帰りは裏通りを通ってシカゴ美術館へと向かいました。モネやピカソ、シャガール、レンブラントなど堪能しました。それにしてもシカゴ美術館は広い!2時間以上の時間を取っていたのですが、正直回りきれませんでした。

途中シカゴのチャイナタウンで軽めの夕食を済ませ、翌日の訪問先を考慮して、2時間かけてエルクハートへと移動し就寝しました。

 

5日目はシプシワナという街を観光しました。ここの滞在目的はアーミッシュ(キリスト教の宗派の一つで、歴史の中では異端扱いされ、迫害を受けたことも)と触れることでした。「アーミッシュの街、シプシワナ」と呼ばれるほどです。

徹底した平和主義と再洗礼主義がこの宗派の特徴。そして何より彼らの信仰に基づいて古い生活スタイルを続けていることで有名です。必要はすべて神から与えられると信じて、文明や機械に頼らない農業中心の生活をしています。いまだに街の中を馬車が、観光目的とかではなく、移動手段の一つとして普通に行き来しています。

アーミッシュ、メノナイト、フットライトの3宗派が協力して作った「メノ・ホフ(メノナイト博物館)」を訪ね、ボランティア案内人による丁寧な説明を受けながら、2時間以上ゆっくり見学しました。今まで教会史の学びの中で、ごく短く2-3行学んだ程度の物事の背景に、これほどの歴史が眠っていたのかと驚かされました。

 

写真の掲載は時間がかかるので、写真と続きはまた次回記します。必要は神から与えられると信じ、文明や機械に頼らず、農業中心の生活をしている彼ら。いまだに街の中を馬車が、移動手段の一つとして普通に行き来していました。

牧師のアメリカ滞在記③

本日(3日目)は滞在して最初の日曜日。1日で3つの教会の礼拝に出席するという強行軍。にもかかわらず、時差ボケの影響か、夜中に2時間おきに目が覚めてしまい、体調が整わないままの出発となりました。

最初の礼拝はキスト岡崎宣教師ご夫妻の支援教会の一つで、マタワン市にあるカルバリーリフォームド教会。車で1時間ほどの移動でした。到着するやいなや、でかでかと看板に私たちを歓迎する言葉を発見!教会に入る前から、とても心が温かくなりました。礼拝前も牧師室で役員たちと短く懇親の時を持ち、礼拝でも日本宣教の報告のためにたくさんの時間を割いてくださったばかりか、丁寧に一人ひとりをご紹介までしてくださり、教会のみんなが私たちを歓迎してくださっているのがひしひしと伝わってまいりました。日曜学校の活動が盛んな教会で、礼拝後に見学させていただき、参考になることがたくさんありました!また教会に持ち帰り、生かしたいと思います。

礼拝後は牧師宅を訪ねて豪華なビュッフェをいただきました。とっても美味でした。すごいお宅で、地下には卓球台やランニングマシーン、ドラムセットなど、お庭には大きなトランポリンやテニスコート。次元が違います(^_^;)。食事の後、みんなでスポーツに汗を流し、アメリカ滞在中の運動不足をほんの少しだけ解消しました。

ホランドへ戻り、15時からはウェスタン神学校内の日本語礼拝へ出席。明治学院大学の交換留学生15名なども出席され、普段よりかなり日本人比率の高い礼拝となったようです。近隣神学校の学生も多く出席しておられ、カルヴァン神学校に通う牧師と親しくなったり、ホープカレッジに通う学生の信仰の証しを伺ったりできました。ここでも豊かな持ち寄りのお食事会とお茶会が開かれましたが(毎週行われているようです)、さすがにお昼に豊かなビュッフェをいただいたばかりでしたので、みな飲み物だけで失礼させていただきました。また、ずっとお会いしたかった東京神学大学で長きにわたりご指導を続けてこられたヘッセリンク宣教師とその奥様にお会いすることができました。水曜日にまたゆっくりお会いできるそうで、今から楽しみです。

最後は15分ほど移動して、18時からのハーレムリフォームド教会の夕礼拝。夕礼拝だというのに、私たちを含め30名ほどが出席されていました。祈りの課題の中で、牧師夫人が「日本の教会の必要は何かしら?」とわざわざ問うてくださり、日本のためにも祈りがささげられました。また派遣の祈りの際も、私たちをぐるっと囲み、私たちの背中にみんなが手を置き、一人ひとりが篤い祈りをささげてくださいました。手からもその温かさが伝わってきて、少しうるっときてしまいました。こんなにも地球の裏側で、私たちを覚え、私たちのために祈ってくださる方々がおられるのかと知り、本当に胸が熱くなりました。

最後の礼拝で驚くべき再会が。偶然にもその教会は、キスト岡崎宣教師ご夫妻の神学校時代の同級生が通われている教会だったのです。約25年ぶりの再会が果たされました。突然の来訪にもかかわらず、再会を喜び、ご自宅へ夕飯にお招きくださり、心身共に豊かなひと時を過ごすことができました。神学校時代の宣教師ご夫妻の裏話などもたくさん伺え、とても楽しいひと時でした。

明日はこちらの祝日を利用してのシカゴ観光です!明日も早いです&いよいよ長距離運転を任されそうです。体調を整えて臨みたいと思います。

熱烈歓迎!

熱烈歓迎!

カルバリーリフォームド教会 3本の十字架

カルバリーリフォームド教会
3本の十字架

牧師宅ビュッフェ

牧師宅ビュッフェ

牧師宅犬マイヤー

牧師宅犬マイヤー

地下には卓球場まで!

地下には卓球場まで!

ウェスタン神学校日本語礼拝 ホープカレッジ学生による証し

ウェスタン神学校日本語礼拝
ホープカレッジ学生による証し

ウェスタン持ち寄り食事会

ウェスタン持ち寄り食事会

ハーレムリフォームド教会

ハーレムリフォームド教会

延々と続く、教会裏にあるハーレムリフォームド教会員の畑

延々と続く、教会裏にあるハーレムリフォームド教会員の畑

 

 

牧師のアメリカ滞在記②

二日目は今回ツアーをご案内くださるキスト岡崎宣教師ご夫妻が、参加者の体調や時差ボケを考慮してくださり、ゆったりとした日程で進みました。

朝はゆっくりの出発。最初は滞在先すぐそばの市民会館を会場に行われているファーマーズ・マーケットという、いわゆる農業市のようなものの見学を行いました。バルーンアートがあったり、ギターやバイオリン弾いている人がいたりで、とてもにぎわっていました。教会フェスタ(バザー)の参考にもなりそうです!

そこから歩いてミシガン州のダウンタウンへ。街のすぐ近くにあるホープカレッジという神学校を、街全体が応援しているという印象を受けました。カレッジの在校生たちは、IDを示せば学割で様々な商品を購入することができます。また、秋から新学年が始まることもあり、各お店では「ようこそホープへ」の看板が至るところに置かれていました。神学校が作ったフェアトレードのお店なども見学してまいりました。とてもすてきな街でした。

ダウンタウンでバイキング形式のおいしい昼食をいただいた後、救世軍や種々の教会が運営している古着屋さんをいくつか訪ねました。ミシガンには同じような古着屋さんが4つあるそうです。売り上げはDV被害者等を支援するシェルターの運営費や、世界宣教の働きために用いられているそうです。そこで働く方々はみなボランティアのクリスチャン。無償で働いています。

クリスチャンセンター(キリスト教関連グッズのショップ)へ立ち寄り、お土産を買い、いったんホテルへ戻って休憩。

夕方宣教師宅へ移って、BBQ。準備が整うまでバスケットに興じました。ハンバーグを焼き、野菜を挟み、おいしいハンバーガーをいただきました。

ミシガンの日没は遅く、20時を過ぎてもまだ明るいです。夕食後、車で5分のところにあるマカタワ湖へ行き、夕陽を堪能しました。マカタワとはインディアンの言葉で「黒い」という意味だそうです。マカタワ湖はミシガン湖へ流れ込んでいます。湖畔には大きな公園があり、大型遊具も揃い、野外劇場もあり、多くの家族連れでにぎわっていました。21時近いというのに。釣りをしたり、家族で日没を楽しんだり、散歩したり、キックベースをしたり…。何だかとても良い光景でした。いろいろな意味で心が和みました。

さ、明日はいよいよ滞在して最初の日曜日!1日で3つの教会の礼拝に出席する予定です。結構ハードです。体調を整えて臨みたいと思います。

農業市の様子

農業市の様子

ダウンタウンの街並み

ダウンタウンの街並み

救世軍の古着屋

救世軍の古着屋

宣教師宅のBBQ

宣教師宅のBBQ

マカタワ湖からの夕陽

マカタワ湖からの夕陽

牧師のアメリカ滞在記①

きっかけは5月に教会の伝道集会、修養会へお招きしたキスト岡崎宣教師ご夫妻にありました。

青森滞在中、青森松原教会の歴史を話しているうちに、123年前の教会設立に携わったMissリラ・ウィン宣教師を派遣してくださった宣教母体が、キスト岡崎宣教師ご夫妻と同じ、すなわち先生ご夫妻はウィン宣教師の大後輩であることがわかりました。そしてさらには3-4年に一度開催しているアメリカの教会や神学校、宣教本部を訪問するミッションツアーを今夏に計画しておられるとのこと。

「あなたこそ、行くべきよ!」

さゆ里宣教師の強い言葉に背中を押され、さらに神の不思議な導きにより、ちょうど年度はじめに予定していた牧師夏期休暇ともぴったり重なる日程でもあり、即決いたしました!(長老会からは事後承諾を得ました)

教会のルーツを探る旅であり、青森松原教会の牧師である私こそ行く意味があると思いました。多くの学びと多くの出会いを携えて、教会へ戻りたいと思います。

1日目はほぼ移動です。シカゴでの乗り換えの時間が短く、結構焦りました。機内食からすでにアメリカン。ボリュームにやられてつつ、先々のバランスを考えて残したりしながら(神様ごめんなさい)、何とか無事にアメリカへ到着しました!

明日からも少しずつ滞在記を記してまいりたいと思います。