青森松原教会ホームページ

青森松原教会は132年の歴史を持つ、キリスト教の教会です。

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地区・教区

奥羽教区全体修養会に参加して

2016年8月1日から3日まで、秋田市のさとみ温泉で行われた全体修養会に行ってきました。秋田駅に降りるとそれだけで汗が流れてきました。講師は滝野川教会牧師・聖学院大学理事長である阿久戸光晴先生でした。1日目と2日目と講演を拝聴したり、オプションの秋田教会巡りをして1975年から1981年までの間に涙を101回流されたマリア像を見に行ったり、別コースの美術館巡りの方では竿灯祭りの実演を見たという話しを聞いて(それも体験したかったなあ」と思ったり。

オプションに参加しなかった人のためにはホテルに2つのワークショップが用意されていました。自殺予防の現場からの報告と性の多様性の問題(LGBT)を考える会でした。勿論、疲れたら自分の部屋で休んでいることも可能でした。

3日目、午前中だけの日程でしたし、講師の先生のお話といっても長くお話しなさらないのではと思いましたが違いました。パソコンを使って井深八重姉の生涯を描いた短い記録映画を上映しました。私が中学・高校時代によく親しんでいた遠藤周作の作品のひとつ「わたしが・棄てた・女」のヒロイン、ミツのモデルになった方です。1987年名門井深家に生まれた彼女は、英語も堪能な美しい女性に育ちました。大学も卒業し、あとは幸せな結婚をするだけとなったある日、首に赤い湿疹がいくつかできました。病院に行ったところ「ハンセン病の疑いあり。」と診断され、人生が一変します。御殿場にある神山(こうやま)復生病院に何もつげられず連れて行かれ、本名を奪われ新しい名前をつけられます。暗い絶望の淵の中にあった八重姉の心を神むけさせたのは医師も看護婦もいない中で懸命に手当てをするドイツ人のレゼ神父の姿でした。神父の愛誦の「空の空なり」(くうのくうなり)(文語訳聖書、コヘレト1章2節)それは「空(くう)であることもまた空(くう)である。それゆえその中で永遠に残るのは神の愛。」のちにハンセン病でなかったことがわかりますが、八重姉は看護師の資格を取り病院に帰り全てを捧げる人生を選びます。国際ナイチンゲール賞を受賞し、マザーテレサとも友人になりました。いつも飾らず、神に派遣された意味を常に考えていた生涯でした。最後の日の講演であるし、好きな作家の作品を思い出したので、一番印象に残りました。

新しいお話を聞いて考えるということは楽しいことです。遠くの修養会には行けないけれど、近かったらまた行きたいなと思いました。

(M)

教区ゴスペルコンサート

3月21日(土)、盛岡市の岩手県公会堂で行われました「ゴスペル王子」と呼ばれておりますジョン・ルーカス 氏のゴスペル・コンサートに行って来ました。

 

「主の祈り」 メロディーに乗せての祈りから始まりました。

彼の素晴らしい、心からの力強い声、英語と日本語を混ぜながらのユーモア溢れるスピーチ、すっかり王子の虜になってしまいました。

ルーカス氏は15年前にジャマイカから英語講師として来日され、仙台にお住いの時あの東日本大震災で被災され、立ち上がり、「心の復興」を願いゴスペルを通して皆さんに勇気と希望、神の恵みを伝え、頑張っていらっしゃいます。

 

ゴスペルの全ての歌詞は聖書から来ているそうです。

「神は素晴らしい。」

「喜びと感謝。愛と希望。心に平和。」

ルーカス氏の作られた曲の詞からです。日本語も素晴らしい。心に留めて置きたい詞です。

 

「Oh  Happy  Day」…「何て幸せな日々だろう」とみんなで歌って終わりました。何て幸せな日だったんだろう。

このような機会を作って下さった、青森松原教会の王子、大澤牧師に感謝します。

(R)

教区教育担当者会(日本基督教団教育委員会)

1月27日(月)~28日(火)の日程で、東京で行われました教団教育委員会主催の「教区教育担当者会」に、奥羽教区の教育委員を代表して出席してまいりました。2年に一度開催され、各教区の教育担当者が一同に会し、それぞれの課題や取り組みなどを分かち合います。

各教区における「教育」の取り組みと一言に言っても、その働きは実に多様です。教会学校、子どもの教会といったCSの働きもあれば、青年会やユースといった青年世代の働き、キリスト教主義学校とのかかわり、教会付属のキリスト教乳幼児施設、信徒教育のための講座(音楽や講演会)など、数え上げたらキリがありません。

そして、今回参加して改めて感じたことは、「都市部」と「地方」における課題の違いです。都市部では、キリスト教主義学校とのかかわりなどから、放っておいてもある程度の子どもは集まる。そしてその子どもたちをどう洗礼へと導くかということが課題のようでした。けれども過疎化の進む地方の教会においては、CSを閉鎖する教会が相次いでいるのです。どうやったら教会に子どもや青年が集うのか、頭を抱えています。

課題は異なれど、共に一つ所に集まり、課題について祈り合い、共有し合うことを通して、大変有意義なひとときを過ごすことができました。嬉しい再会や、素晴らしい新しい出会いも与えられました。教区や教会に持ち帰って、新たな力へと転換してまいりたいと思います!主の御導きを感謝。

画像は、二日目見学地、某キリスト教主義小学校の礼拝堂です。

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地区講壇交換

青森松原教会は、日本基督教団の奥羽教区(秋田県、岩手県、青森県)内の、北西地区(青森県の西側)に所属しています。地区内には10の教会と3つの伝道所があります。毎年秋に「講壇交換」が行われ、それぞれの教会の牧師が、本務教会を離れ、別の教会へと遣わされ、主日の説教奉仕を行います。

奥羽教区は、必ず地区ごとの全教会・全伝道所で講壇交換が行われている数少ない教区だと伺いました。互いの教会を知る良い機会でありますし、それぞれの教会員も地区内の牧師がどういう方を知る良い機会になります。「教区の教会性」、「一つなる教会」を大切にする奥羽教区を支えている、重要な働きだと思います。

昨日は木造教会との講壇交換でした。それぞれの地にある教会がますますキリストの福音を宣べ伝える器として用いられますよう、祈りつつ、主に在る交わりを深め、一つなる教会として歩んでまいりたいと思います。

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取材申込!

昨日、教会に一本の電話がありました。

『信徒の友』編集部からの取材申込の電話でした。と言っても、正確には「被災教会の今」の取材にあたり、8月に青森松原教会で企画している「被災教会を巡るCSキャンプ」(大船渡~陸前高田)に同行させて欲しいとの内容でした。だから、掲載されると言っても、松原教会について触れられるのは、4-5ページの特集の内ほんの半ページほどかと思います。

教会外の方には通じにくいかもしれませんが、『信徒の友』という雑誌は、日本のキリスト教界最大発行部数の総合雑誌で、全国の多くの教会で読まれている全国誌であります。発行部数が年々減っているとは言え、全国誌である事には変わりありません。青森松原教会でも、51名の信徒の内、20名近くが購読しています。その編集部からわざわざ取材申込が来るというのは、地方の小さな教会にとってはビッグニュースであります!(^^;)

担当者にいろいろキャンプの説明をしている内に、「先生、ありがとうございます!記事のイメージが沸いてきました!」と言われました。震災から間もなく2年半が経過しようとしている被災地。復興の途上にある教会の今。そのあたりを中心に取材しようと考えておられたそうですが、話を聞く内に、ふつふつと、それまでイメージしていたのとは異なる視点が見えてきたそうです。復興へと向かう日々の活動と共に、様々な形の教会同士の交わりがあり、祈り合い、助け合いがある事を改めて気づかされたそうです。

被災地訪問キャンプを通して、また『信徒の友』の記事を通して、多くの新しい出会いが生まれる事でしょう。主によって与えられた新しい出会いを通し、主に在る愛の交わりがますます深められる事を祈りつつ、準備を進めてまいりたいと思います。

信徒の友

教区の教会性

本日の子どもの教会(CS)に、野辺地町の教会から紹介された子ども2名がお母さんと出席してくださいました。7月に近所へ引っ越してくる予定だそうです。先日の土曜子ども集会にも、弘前市の教会から紹介された子ども2名が、おばあちゃん、お母さんと一緒に出席してくださいました。

奥羽教区(秋田県、岩手県、青森県)は、その始まりから「教区の教会性」という言葉を用い、「教区全体が一つの教会なのだ」という考えの元、祈り合い、協力し合いながら福音宣教の働きを担っています。

改めて、「一つなる教会」(教区)の交わりに加えられている喜びを感じた一日でした。感謝。

主に在る交わり

今週、盛岡で行われました奥羽教区(秋田、岩手、青森)総会に出かけてまいりました。そこで嬉しい再会がありました。東京の母教会で青年会の会長をしていた時、秋田出身の女の子が大学進学と共に上京し、青年会へ加わり、後に共に青年会のリーダーを担ってくださいました。冬になると秋田のご両親から、毎年おいしいきりたんぽが送られてきて、青年会でクリスマスに鍋パーティーをしていたことを思い出します。その時、青年会を代表してお礼状を書いていました。今年、教区総会に参加すると、秋田地区の総会議員の中に、どこかで見たお名前が…。そう!お礼状のあのお名前だったのです!もう十年以上も前の記憶ですので、間違えていてはいけないと思いつつ、恐る恐る自己紹介をしたところ、やはり彼女のお母様でした。お母様は再会をとても喜んでくださり、早速その日のうちに彼女に連絡してくださったそうです。10年以上の時を経た、700km以上の距離(東京~青森)を超えた再会に驚きつつ、主に在る交わりの豊かさを実感した時となりました。これからも全国の兄弟姉妹を覚えて祈り続けてまいりたいと思います。

10年来の…

今年度青森松原教会では、10年来の懸案であった屋上防水層の補修工事を行う予定でおります。けれども莫大な費用がかかるために、教会の力だけでは到底行えるわけもなく…。今週の奥羽教区総会に先立って行われました教区の常置委員会において、教会が祈りをもって申請しておりました支援の申し出が可決されたとの連絡をいただきました。10年来の課題がようやく動き出します。神によってこの地に建てられた教会が、神の栄光を現す器として、これからもますます福音宣教の業に用いられますよう祈ります。教区のご支援を心より感謝いたします。