青森松原教会ホームページ

青森松原教会は132年の歴史を持つ、キリスト教の教会です。

TEL:017-776-4800

 FAX:017-723-6809

〒030-0813 青森市松原1-16-27

11月

弱小な私は教会の伝道士です

身も心も小さく弱い私を生み出して90年以上も育てられた日本海と西津軽郡の土地から離れて青森市民となってから5年の歳月が経ちました。

ここが私の故郷なのだと思いこんだ西津軽郡の鰺ヶ沢町や木造町、その他の生活した土地とは全然違う、大都会にしか見えない青森市という街の中で全くの田舎者として身を処すしか生きる術はありません。

おまけに私はキリスト教会の神様から絶対離れる事はできないのです。全然未知の土地の中から青森松原教会という素晴らしい教会が与えられたのは最大の幸運でした。

しかし前の木造教会で最年長者として扱われた私は、この立派な教会で役に立てそうなことはなかなか見つけることができないのです。

いろいろ考えて自分の一番すべきことは転びそうになることを治すことだと思いついて、デイケアに週2回通うことを決めました。すぐに歩くのがしっかりすることはありませんが気長にがんばっています。

そのような中、青森松原教会の中で伝道部に入ることになりました。私はデイケアの中で「こころの友」をあげる人を選ぶことと、継続して読んでもらおうと思いました。「こころの友」とはキリスト教の新聞の広報紙のようなものです。

普段よく話をするようになった人たちに、「こころの友」を渡した瞬間に真剣に読んでくださっている姿を見て「しめた!」と胸が躍りました。「人間は他人に話せない悩みを抱えている」との想いでした。

秋になり、当教会のフェスタ(バザー)のチラシをあげたら、Fさんは娘さんとお孫さんを連れて来てくださいました。その他、用事で来られなかった方もいらっしゃいましたがチラシをあげた人たちが無視なさらず、反応を見せてくださったことがうれしく、神様に感謝しました。

神様は弱小の私の祈りにもいつも何らかの形で応えてくださいます。私は神様を信じることに大いなる祝福をいただいています。

(K.N.)

「冥福」の「冥」は

青森松原教会では、毎週水曜日の午前10時30分から1時間ほど、祈祷会をしています。時に変更されることもあるので、くわしくはホームページで確認していただきたいと思います。

7月に起きた、障害者施設が襲撃され19名が亡くなられてしまった事件の後の祈祷会で、自分が祈る時、そのことに触れ、最後に「御冥福をお祈りしたいと思います」と言いました。

すると、その祈祷会の帰りに玄関先で牧師に小さい声で呼び止められました。何だろうと思い話を聞くと、「細かなことかもしれませんが、『冥福』の『冥』は『冥土』の『冥』で、『冥土における幸福を祈る』という意味の仏教の用語です。一般的にキリスト教のお祈りでは使いません。代わりの言葉としては『主の慰めと平安を祈ります』などが一般的です。」と教えていただきました。「日本語って難しいですね」と答えました。

祈祷会ではリタニー(連祷、交祷)があります。出席者全員が自分の言葉で祈りをささげます。人前でお祈りを口にするので恥ずかしいですが、慣れれば何でもありません。むしろ注意深く聞いてもらえ、助言してもらえるので、勉強になります。

今祈祷会では創世記を学んでいます。その前は詩編でした。私は詩編をきちんと学んでみたかったので、最初に祈祷会へ行きました。2013年頃のことです。

これからも先達のみなさんと聖霊の導きにより御言葉に触れていきたいと思います。

(M)

召天者記念礼拝(諸聖徒の日)

11月6日(日)は、先に天へと召された兄弟姉妹を覚えて、礼拝をささげました。礼拝堂には召天された兄弟姉妹のお写真がたくさん並べられていました。子どもの頃から教会に通っていた私には、記憶にある方がたくさんいらっしゃいます。

ひたむきに神さまに祈る姿、祈る言葉に胸を熱くし、心満たされたこと、様々な教会の奉仕をてきぱきと笑顔で楽しそうにこなしていた姿に、こんなふうになりたいなと思ったこと、教会学校にたずさわり、教会に集う子どもたちに愛情を注ぐ姿、わたしも含め大勢の子どもが集って、満たされた時間を過ごしたこと、他にもたくさんのことが、写真を見ると思い出されます。豊かな時間を教会で過ごしてきた、子どもの頃が思い出されます。

自然に「お手本」として諸先輩方の信仰の姿を見て過ごしてきたと気づかされます。喜びが溢れる兄弟姉妹のお姿に、「教会には大切なものがある」と子どもの私は感じていたと気づかされます。

教会生活を継続していくことは、簡単ではありません。心ざわつくこともあります。そんな私を、いつも教会に招いてくださる神さまに感謝致します。

(S)