先日、村田四郎の”詩編を読むこころ”が『愛と自由のことば(一日一章)』に載っていて、興味深かったので、皆様に抜粋で紹介します。
“私は近頃夜眠れぬ時がしばしばありますが、その時には本を読むことにしています。
詩編を読んでみると、神の前に神と取り組んでいる、くんずほぐれつ取り組んでいる歌がいくつかあります。さらにまた、神を仰ぎ、神の恵みに深くふれて、感謝と喜びにみちあふれて歌わずにはいられないという歌がいくつかある。
皆様がもし何か心配事があって、心が沈むような時にはこういう詩を読んでごらんなさい。人間的な小さな心配など吹き飛んでしまいます。神を仰ぎ見て盛んな歌をうたう。そして詩編は我々に永遠というもの、神の生命が我々を取り巻き、我々を包み、我々をその中において下さるという思いを起こさせる。
私は詩編を読みますと、寝ていても、この瞬間もやはり神の御手が自分を支えてくださるのだ、神が自分を捕らえていて下さるのだということを実感せしめられます。これは救いであります。”
村田四郎 プロフィール
(1887~1971)山口県生まれ。
牧師、神学教育者、明治学院神学部卒業。日本神学校校長、明治学院長、横浜指路教会教師。著書:『キリスト・聖霊・教会』キリスト新聞社 (R.E.)
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