青森松原教会ホームページ

青森松原教会は134年の歴史を持つ、キリスト教の教会です。

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春の日に

この度の「平成28年熊本地震」の被害にあわれた皆様に心より御見舞い申しあげます。
4月14日の地震は前震で16日の地震が本震だと気象庁から発表がありました。まだまだ地震は続いています。

話は変わりますが2016年4月10日にソプラニスタの岡本知高氏のコンサートに行ってきました。
「男性としての強い筋力と豊かな肺活量を、生まれながらのソプラノヴォイスを通して発揮出来るという、
世界的にも大変稀有な天性の男性ソプラノ歌手である」とパンフレットに書いてありましたが本当にその通りで、
声はとてもすばらしく、来て良かったと思わせるものがありました。

テレビに出演されたことも何度もありますのでご存知の方も多いと考えます。

おしゃべりも素朴で普通の庶民と同じようで好感がもてました。
一般相手のコンサートよりも中学校などでする教育公演が多いそうで、青森市でも沖館中学校の合唱部と共演しました。
すき透るような声でした。

御本人は無宗教なのだそうですが、祈りに対して理解があり、讃美歌も何曲か歌われました。

国際ソロプチミスト(女性のための国際的な社会福祉団体)主催のチャリティーコンサートでしたが、
岡本氏はそのことをとても評価しておられ、また青森に来る時にもチャリティーでやりたいとおっしゃっていらっしゃいました。

熊本で強い地震が続く中、それでも青森では桜の花が咲き始めたことを喜ぶ心があります。
本当に1秒後に自分がどういう状況に置かれるかわからない人生です。

普通の生活が送れるありがたさをかみしめたいと思います。

(M)

新年度の始まり

2016年4月新年度が始まりました。
私たちは、物事の始まりには、心新たにして、全て順調に行きますようにと、神に願います。
手を合わせ、頭を垂れて、目をつぶり、神に願い祈ります。

最近、観光で訪れた国でいくつかの宗派の違う教会を訪ねる機会がありました。
殆どの教会で、祈っている方をお見掛けしました。
手を合わせ、頭を垂れて、ある方は座って、ある方はひざまずき一心に祈っていました。
神の愛を求める姿は、国を超え、宗教を超え同じでした。

クリスチャンにとって、「祈り」は呼吸、「みことば(聖書)」は食事に相当すると言われております。
キリスト者になってまだほんの数年。
いつか実感出来る日が来るでしょうか…

(R)

春の訪れ

青森は雪が溶け、青空がのぞく春らしい日が続いています。長い冬が過ぎ、春を迎える解放感には嬉しさを覚えます。

ただ、空気と風はもうしばらく冷たいので、体調を崩さないように気をつけて過ごしていきたいですね。

 

教会の暦では、今週、受難週を迎えました。イエスさまが十字架の犠牲を払われたことを心に刻み、感謝と悔い改めを祈りながら過ごします。

この時期、礼拝で聴く聖書のメッセージは、特に胸に迫り痛みを覚えますが、それは神さまが私を捉えてくださっていることだと感じています。

 

次週、日曜日はイースターです。

イエスさまの復活とともに、春の訪れを感じる喜ばしい季節です。

(S)

「こころを高く上げよう」

私の好きな讃美歌のひとつ、『讃美歌21』の18番「こころを高くあげよう」。

歌いだしは「こころを高く上げよう」
歌い終わりも「こころを高く上げよう」

歌いだしと歌い終わりは同じようで、まったく異なっていることに気が付きました。
歌いだしは神さまからのメッセージ。
歌い終わりは私たちの祈り。

もうすぐ新年度が始まります。
新しい地で生活を迎える方々も多いと思います。

新しい歩みの中で、やみのような憂いを持つ時があるかもしれません。
新しい歩みの中で、すべてをささげ隣人に尽くす時があるかもしれません。

どんな時も、ただただ祈りこころを高くあげ、神様さまの御言葉を聞き求めて歩みたいと願います。

(H)

弱さと励まし

私には弱さがあります。そのために時々教会の礼拝を休みます。

こうした時、私の支えになるのが姉妹方からいただく電話やメールです。励まされます。

また今、教会のみなさんと一緒に毎日続けている聖書通読が心の糧となっています。

このように神様が支えてくださっている事を感謝し、励んでいこうと思います。

(NT)

この本をお薦めします。

三浦綾子『夕あり朝あり』

 

私は以前読んだことのあるこの本を、今もう一度読みたくなり読んでいます。少し紹介したいと思います。

この本は、クリーニングの「白洋舎」を創立した、五十嵐健治の伝記小説です。主人公の健治は生後8ヶ月で生母と別れ、5歳で養子となった。養家は経済的に貧しく、健治は田中平八こと“天下の糸平”(長野県伊那の出身で横浜・東京で事業に成功した人)を目標に一攫千金を夢見て16歳で家を出た。

日清戦争(明治27年)の軍夫、北海道の監獄部屋(タコ部屋)暮らし、三越百貨店の宮中係と波瀾万丈の道を歩んだ彼は、キリスト教に出会い、信仰に目覚め、人の垢を洗うクリーニング業に辿り着く。

日本初のドライクリーニングの開発。戦時中の宗教弾圧との闘いなど。キリスト教の熱烈な信仰に貫かれた。クリーニング「白洋舎」創業者、五十嵐健治の生涯がまるで子供の時からそばで見つめていたかのように自然な語り口で書かれている本である。

昭和47年(1972年)96歳で天に召されるまで、キリスト教信仰を貫き、晩年彼は訪ねてきた人の名前を忘れることがあったらしいが、そんな時いつも彼は
「何もかも忘れましたが、キリストさまのことだけは忘れておりません。」
と言っていたそうです。

以上ですが「感動を与える本」として、まだお読みでない方に是非ともお薦めしたいと思い、紹介させていただきました。

(E)

※変種註

軍夫=軍隊に属して雑役をする人。また、兵卒のこと。

監獄部屋=《監視が厳しく待遇がひどかったところから》明治以降、道路工事・鉄道工事・鉱山労働などに従事する労働者を収容した宿舎をいった語。タコ部屋。

『O Lord! Correct Me』

私は、テレビドラマはあまり見ないのですが、『あさが来た』だけは、毎朝楽しみにして見ています。主題歌もフルバージョンを聴くと、なかなか良いことを言っているなあと思います。特に好きなのが次の箇所です。

『その距離を競うより どう飛んだか どこを飛んだのか
それが一番大切なんだ さあ 心のままに』

結果はもちろん大事ですが、そこに行き着く過程も同じくらい重要なことだと私も思っています。この歌詞を知ったときは、「その通り!」と嬉しくなりました。

さて、先日、成澤泉役の瀬戸康史さんが、とても美しい曲を熱唱されていました。この役は、日本女子大学の創立者である成瀬仁蔵がモデルとなっています。歌っていたのは、ヘンデル作曲の『O Lord! Correct Me』という曲でした。

O Lord! Correct Me,
Not in Thine anger;
Have mercy on me,
And blot out all my sins.

日本語にすると、
『主よ、私を正してください
怒りではなく、あなたのお慈悲によって
私の罪をすべて消し去ってください』
という感じでしょうか。

このシーンに興味を覚え、日本女子大学のウェブサイトを見てみましたら、この曲は、『成瀬の愛唱歌として、長らく歌い継がれてきた歌です。』と書かれていました。成瀬氏は大阪の浪花教会で受洗したクリスチャンで、『聖書を持つ青年』と言われていたそうです。私の中では、瀬戸康史さんのイメージで成瀬仁蔵像ができあがってしまいましたが、実際にはどういう方だったのかなと、思いをめぐらせています。

「女性が大学で勉強するなんて、とんでもない!」という時代があったとは、今の私たちには考えもつかないことです。今の「当然」も、時が移れば「あり得ない」ことになるかも知れません。そう思えば、今起きているすべてのことが不確かなものに見えてきます。

このドラマがきっかけで、キリスト教と教育の結びつきに、ますます興味がわいてきました。タイミング良く、近々、同志社大学を訪問する機会もあり、初めて訪れるキャンパスがどのような雰囲気なのか見てこようと思います。ちなみに、我が母校の創立者もこのドラマに出ているのですが、ちょっとイメージが違うような・・・と、一塾員として感じております(笑)。

これからも、成澤泉の活躍を楽しみにしています。

(YN)

聖バレンタインデー

いつの間にか、1月が過ぎ、2月になってしまいました。昨年の暮れまでは、「今年の冬は雪が少なくって良いね。年が明ければもう直ぐ春。後、降っても大いしたことないね~~~」と、多いなる希望を込めて話していました。

世の中そう甘くない。神は私たちに平坦な道を与えてくれない。

新年からの雪との戦いは、例年並み?かそれ以上?もう少し頑張りましょう。

2月3日は「節分」、次の日は「立春」春が立ち上がり、行動を開始しました。豆を食べ、南南東を向いて恵方巻を食べ、立春君を応援しましょう。

2月14日「聖・バレンタイン・デー」。3世紀、イタリア人キリスト教司祭であるバレンティヌス(英語読み・バレンタイン)が結婚禁止令を破り、密かに若者たちに結婚させていました。その事が皇帝の知るところとなり、2月14日に処刑されたそうです。その後、幾つかの変遷を経て。バレンティヌス司祭は聖人の列に加えられ、以来「聖バレンタイン・デー」と若いカップルを祝う日なったようです。

結婚を望んでいる日本の若者にも、聖バレンティヌスが願った神のみわざが働き、良い伴侶にめぐまれますように。チョコレートを食べながら、お願いを新たにするこの頃です。

(R)

エルヴィス・プレスリーとゴスペル

新年も2週間以上過ぎました。新年に聴いた、大好きなCDのことを書きます。そのCDのタイトルは『エルヴィス アルティメット ゴスペル』。エルヴィス・プレスリーお好きですか?“知らな~い、それって昔の人でしょ?”或いは“ファンよ”という方もおられるでしょうね。40年ほど前に、42歳で突然亡くなったアメリカのロックンロール歌手。長いもみ上げ、派手なジャンプスーツ、身体をくねらして歌う人気絶大の歌手でした。しかしエルヴィスが憧れ、なりたかったのはゴスペル歌手だったということはあまり知られていないと思います。エルヴィスは9歳で洗礼を受け、家族とともに赤ちゃんの時から教会に通い、聖歌隊としても歌っていました。黒人が多い教会でした。のちに「一緒に育ったものといえばゴスペル以上にありません。ゴスペルは自分の体の一部です」と述べています。CDでは、教会員には馴染みの讃美歌、「輝く日を仰ぐとき」、「くすしき恵み・アメイジンググレイス」も歌われています。私の好きな一曲に“REACH OUT TO JESUS ”があります。歌詞の要約:“あなたのその荷は重くないですか?疲れ果ててしまうことはありませんか?主の御名によって求めるなら主イエスが助けに来てくださいます。心挫けそうになった時は思い出してください。主イエスに向かって手を差し伸べるのです。そうすれば、主があなたに向かって手を差し伸べてくださいます”

あなたも聴いてみてください。心に沁みる歌ばかりです。

(S)

聖夜に思うこと

2015年12月24日に聖夜賛美礼拝がおこなわれました。今年はチラシに工夫をこらしたり、教会のHPやフェイスブックの活用など様々に試行錯誤しました。またアルパ奏者小野華那子氏の演奏もあり、92名の出席のもと無事に終えることができました。皆様の御奉仕と神の御加護を感謝します。

今年の伝道礼拝で久しぶりにマララさんの名を聞きました。となると「もう一人のマララさん」であるパキスタンの少女、ナビラ・レフマンさんのことが気になりました。米国のドローンによる誤爆で祖母を失い、兄弟と共に負傷しました。2013年に米議会公聡会で直接ドローン攻撃を止めるように訴えましたが、そこに来た議員はわずか5人だったそうです。彼女が望んでいることは教育を受けることです。米軍のタリバンの掃討作戦などでパキスタン軍から家や土地を奪われ、避難生活を余儀なくされています。学校には通えていません。

同じパキスタンの少女マララ・ユスフザイさんはタリバンに襲われても屈しなかったとして大々的に報道され、ナビラさんの場合は米軍の誤爆というせいか。ほとんど無視されています。2015年、ナビラさんは広島を訪問し、被爆者の方々と交流しました。いつの戦いでも犠牲になるのは市民です。

2016年はその犠牲がなくなるように祈ります。

(M)