青森松原教会ホームページ

青森松原教会は132年の歴史を持つ、キリスト教の教会です。

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11月

佐藤初女先生をお招きして

昨日、佐藤初女先生をお招きしての特別伝道礼拝を行いました。ここまで著名な講師をお招きするのは、過去の資料を調べる限り、教会としては10数年ぶり(20年ぶりぐらいでしょうか)の事だと思います。どれぐらいの人数がご出席くださるのか、さっぱり予想できず、教会としても準備に苦労しました。「せっかくお招きしたのに、全然集まらなかったら先生に対して失礼じゃないか」、「来場者が多すぎて、会堂に入りきらなかった場合どうしたら良いのか」。まったく真逆の不安が混在していました。教会の長老会(役員会)でも協議を重ね、今回は地元紙への案内掲載は見送り(県内20万世帯が購読している新聞に掲載するのは増えすぎてしまう恐れがあるため)、チラシのポスティングを増やすことと、ホームページやフェイスブック等のインターネットを使った案内のみとしました。

様々な不安が渦巻く中迎えた当日でしたが、結果から言えばちょうど良い具合の盛会となりました。新来者23名を含む86名の礼拝出席者が与えられました。普段の礼拝が40名弱ですので、約50名の方がこの礼拝のために新たに集まってくださった事になります。改めて初女先生の発信力の強さを感じました。また、松原町会の役員の方々も、町会長をはじめとした多くの方がご参加くださいました。教会の働きが少しずつ松原の町に浸透しているのを感じています。新来者がお記しくださった住所を見ると、チラシを増やした地域の方も4-5名いらっしゃっており、チラシの効果を実感しました。

「出会いは未来をひらく」と題しまして、マルタとマリアの聖句からお話くださいました。先生の92年の御生涯を通し、得た確信からくる御言葉がお一人お一人の心に響きました。出会いは神様から与えられたもの。出会いがつながっていく。私たちに託されているのは、この与えられた良き出会いを、次の出会いにどう運んでいくかだ。

午後の昼食会では、先生を囲んでお食事をいただきながら、伺ったお話を共に分かち合いました。多くの初めての参加者が残ってくださり、良き交わりの時を与えられました。

私はこの日の集会を過ごしながら、「まさに先生のお言葉の通りだ」と感じていました。昨年7月に伺った「森のイスキアバスツアー」。そこで出会った方が、わずわざ東京から参加してくださり、またその方が青森市内のお知り合いを誘ってくださったのです。そしてお知り合いもまた、お知り合いを連れて来てくださり…。「出会いは未来をひらく」、「この与えられた出会いを、どう次の良き出会いに運んで行くか」。今回新たに出会いの結ばれた方々は、「次はイヴの礼拝に伺うわね」と仰って、帰っていかれました。先生との「出会い」が、森のイスキアでの「出会い」が、未来をひらいてくれたのです。

 

「来年も伺います。来年は私がおむすびを用意するわ。」

あまりに久しぶりの大きな集会で、不慣れであるために、音響設備の不備があったり、2階の昼食会場が暖まっていなかったり、様々な準備不足があったのですが、それにもかかわらず初女先生からありがたいお言葉をいただきました。来年、再び先生をお招きするのにふさわしい教会となれるよう、一つ一つ準備を進めてまいりたいと思います。

先生の尊いお働きと、準備にあたったすべての方に感謝して、ご報告申し上げます。

来年はこんな感じでおむすびを結んでくださるのかもしれません。

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筆無精の筆奉仕

着任からしばらくの後、教会の様子が少しわかってきた所で、しばらく礼拝をお休みされている教会員や、新来者カードに住所を記してくださった求道者の方々へ1-2ヶ月に一度、礼拝案内のお手紙を発送し始めました。毎回20通ほど発送しますが、ほとんどは反応がありません。けれども、心折れずに根気よく続ける事が大切だと思っています。

昨日嬉しい出来事がありました。昨年の12月末以来、約1年の間礼拝をお休みしている求道者のお一人が、久しぶりに礼拝へ出席されました。「もういらっしゃらないかな…」、「案内を送り続けるのもしつこいと感じるかもしれないので、控えた方が良いかな…」と、様々に悩んだ事もありました。お話を伺ったところ、しばらくご病気で入院されており、その間も教会からの案内が届き、そこにある一言一言が嬉しかった、久しぶりに礼拝へ出席でき本当に嬉しいと、涙を流して話していらっしゃいました。本当に嬉しかったです。しっかりとその方の心に届いていました。続けてきて本当に良かったと思いました。

いろいろな方から「先生は筆まめね」と声をかけられます。それはきっと礼拝案内だけでなく、御礼状やお見舞い状を多数書いてきたからです。昨年一年間で1,000通近くは書いたでしょうか。でも告白すれば、私は根っからの「筆無精」です。牧師として必要な働きだと考え、筆無精の自分にむち打って書いています。教会員の受洗記念カードや、教会員一人ひとりへのクリスマスカードも昨年から始めました。昨年は予算になかった事を勝手に始めたので、カードも切手もすべて牧師個人の持ち出しで行っていました。それを知った教会内外の方から、カードや官製はがき、切手など、多数の献品をいただき大変助かりました。おかげさまで今年度からは、ちゃんと教会の一般会計に予算化していただきました。

そのような関係から、教会近くの青森市中央郵便局には何度も足を運んでいます。29時(翌朝5時)までに投函すれば、本局ですので、市内であればその日の内に配送されます。先週も3日連続で日付変更線を超えてから投函に行きました。お礼やお見舞いは、スピード感が求められるからです。すっかり顔なじみで、最近では「ハガキ1通でも取りに伺います。記念切手も各種揃えてお持ちします」と局員が話してくださいます。ありがたい事です。

これからも教会の伝道のために、筆無精の筆奉仕を続けてまいりたいと思います。

画像は、先日購入した冬のグリーティング切手です。クリスマスカードに使います。

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収穫感謝合同礼拝

11月23日は勤労感謝の日です。「アメリカで祝うThanks giving dayと、趣旨や時期は似ているが偶然であり、関係がない」と言われていますが、私は少なからず影響があったと考えています。多くの教会が11月23日に近い日曜日に、収穫感謝礼拝を行っています。青森松原教会では、収穫感謝礼拝を子どもの教会(CS)と合同で行っています。「神様から与えられている恵み」、それは秋の実りに限らず、教会に与えられている子どもたちもまた神様からの大きな恵みです。

今年は来週、再来週と特別伝道礼拝が続く関係から、少し早いですが11月10日(日)に収穫感謝合同礼拝を行いました。CSの子どもたち10名、保護者2名を含む、51名の礼拝となりました。一昨年は子ども0名、昨年5名、そして今年10名。着実に子どもたちや保護者の参加が増えている事は、まさに「神の恵み」です。

午後にはCS主催のコーヒータイム(昼食会)を行いました。CSスタッフが作ってくださったおいしいお食事と共に、感謝礼拝のために献げられた果物などを一緒にいただきました。多くの方が残ってくださいました。初めて礼拝にご出席くださった2名の保護者からそれぞれ帰り際に、「また来ます」と嬉しいお言葉をいただきました。これからも神様の恵みを一つひとつ数え、子どもたちの成長と安全を祈り続けてまいりたいと思います。

CSスタッフに感謝礼拝の写真を撮っていただくのを忘れてしまいました↓画像は残りましたみかんです。

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近隣との交流

青森松原教会は、敷地が広いために表通り(会堂正面)と裏通り(牧師館)、それぞれの近隣とのお付き合いがあります。表通りは、左隣が県の森林組合、右隣がろうきんです。裏通りは一般のご家庭です。表通り、裏通りとも、雪の時期になりますと、朝から何度も雪片付けで顔を合わせますので、交流が深まります。

特に森林組合とは古くから様々な形で協力関係を続けてまいりました。平日の活動が多い森林組合と、日曜・休日の活動が多い教会。ちょうどうまく、相互の活動を助け合う事ができています。

平日、教会の駐車場をご利用いただく代わりに、バザーや伝道礼拝、クリスマス等、教会への来場者が多い場合は、逆に森林組合の駐車場をお借りします。また、教会駐車場をご利用いただく代わりに、雪の季節には毎日早朝から、大型除雪車によって駐車場の除排雪を行ってくださいます。本来はお休みで必要のない土曜日も、二週間に一度、教会のためだけに除雪車を動かしてくださいます。そして、雪が降る前には木々の雪囲いもしてくださいます。

本日もお願い事があり、朝から森林組合を訪ねてまいりました。いつも窓口対応してくださる参事さんは、「大澤先生になってから、教会との交わりがより深まった」と仰ってくださっています。本日も御好意で、森林組合が所有されている拡大印刷機をお借りして、伝道礼拝とクリスマスのA1版ポスターを印刷させていただきました。業者に頼めば、版下代だけで数千円取られるものを、無料で2種類2枚ずつ印刷してくださいました。

9月のバザーを通じ、ろうきんとの新しい交わりも生まれました(献納品をいただき、駐車場をお借りしました)。口座開設等、何かの形でお返ししてまいりたいと思います。

このような一つひとつの近隣との交わりが、新しい伝道の活力になると信じています。これからも地域に根ざし、地域に仕える伝道活動を続けてまいりたいと思います。

写真は印刷していただいた伝道礼拝のポスターです。

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