このテクニックは、反対のことを想像することによって、認知症の人が若い頃に苦しみや困難から立ち直るためによく使っていた方法を思い出の中から導き出します。それを導き出した介護者は、認知症の人から信頼されるようになります。
たとえば、時々夜間に部屋に男の人が入って来ると訴える認知症の人に対して、考え方を男の人が現れなかった時に向けるような質問をします。介護者は、この人がご主人を亡くされてから寂しい思いをしていることを理解しており、この人にご主人との思い出の中から寂しい気持ちを和らげる為のツールを探す手伝いをします。そうすることによって、訴えが減少していき、介護者との信頼関係につながります。
以上、今回は「反対のことを想像する」についてお伝えしました。今年は、桜の開花も早そうですね。お花見に行きましょう。 (Y・K)