青森松原教会ホームページ

青森松原教会は132年の歴史を持つ、キリスト教の教会です。

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〒030-0813 青森市松原1-16-27

05日

主の祈り

「赤毛のアン」ご存知ですか?カナダの女流作家モンゴメリの作品で、世界一美しい島プリンスエドワード島を舞台に、孤児のアンがマシューとマリラの兄妹の家に引き取られて成長してゆく物語です。女の子なら読んでいる方が多いのでは?マリラがアンに最初に教えたのが主の祈りでした。アンの感想は「あたしこれ好きだわ。とても美しいんですもの。」1880年訳での主の祈りは以下です。

天にましますわれらの父よ。

ねがわくはみ名をあがめさせたまえ。み国を来たらせたまえ。

みこころの天になるごとく、地にもなさせたまえ。

われらの日用の糧を今日も与えたまえ。

われらに罪をおかす者をわれらがゆるすごとく、われらの罪をもゆるしたまえ。

われらをこころみにあわせず、悪より救い出したまえ。

国とちからと栄えとは

限りなくなんじのものなればなり。

アーメン

さて、今は認知症の父を介護しています。認知症というのは症状にムラがあって、たまにしか会わない人には普通に応対するのに、最も身近な人に対して暴言を吐くのです。最も安心できる相手だからこそ、逆らったり、うすうす自覚している不安からくる怒りをぶつけたりひどい言葉をぶつけるのであり、病気だから仕方ないのです。と理屈ではわかっているのですが、繰り返しひどい言葉をきかされると、うんざりすることがあります。否定の言葉は逆効果なのですが、ついつい否定したくなります。そんな時に、主の祈りを唱えてみるのです。(病気であって罪なのではないですが・・・)すると、心が落ち着いてくるのです。そして、父の怒りなどを受け入れる余裕がでてくる気がします。また、アルバイトで苦情の電話を受けて怒りをぶつけられた時など、その怒りの残響が心に残ったりすることがありますが、そんな時も、主の祈りを心で復唱すると、その残響が洗い流されていく気がします。

あわただしい現代、怒りたくなるような場面にでくわすことも多いかと思います。そんな時に試してみてはいかがでしょうか?

(ペンネーム:すぬこ)こと(S.K)

ルバーブ&カシスジャム64個、できました。

青森松原教会の女性の会では、毎月第一火曜日と第三火曜日に10時から都合のつく会員や、会員でない方や男性でも大歓迎で集まって、布巾を縫ったりルバーブ&カシスジャムを作ったりしています。たいていお昼ご飯を食べるのでその時だけの参加でもいいのです。料理は皆で持ち寄ります。私は料理が苦手なので毎回ではありませんが、コンビニでお菓子を買って行ったりしています。たまには有名なお菓子屋さんで仕入れないといけませんね。本格的な手作りパンや野菜いっぱいのおかずなど、とてもおいしいからです。恐縮してしまいます。

第五金曜日がある月にはその日にも集まって、布団部屋の布団を干したりすることもあります。その季節や天候によってやることは変わります。お食事会をすることもあります。

 7月16日(火)は第三火曜日でした。今回はルバーブ&カシスジャムを64個作りました。青森松原教会でこのジャムを作り始めて10年くらいになるそうなのですが、一回のジャム作りでできた数では過去最高らしいです。ジャムを作るためには最低5人必要でこの日は8人集まりました。この他にもご自分のお庭で育てたルバーブやカシスを提供してくださったり、雲谷(もや)のカシス収穫体験からとってきたものをわけてくださったり、と様々な奉仕がありました。

 10時から14時20分頃までかかりました。途中お昼ご飯休憩があったり、私は他の用事でなかぬけしたりしました。最初から最後まで奉仕された方々はどれほど暑かったことでしょう。暑い日でした。その中でジャム瓶やその蓋の消毒、そして出来上がった後の脱気と、火を使う仕事ばかりでしたから。ジャムの材料だって煮込みますしね。

 1個450円です。教会受付で販売しています。

また10月19日(土)の教会バザーでも販売いたしますのでよろしくお願いします。

毎年9月に教会バザーを開いていましたが、今年度は都合により10月19日の開催になりました。お間違えのないようにお願いいたします。

 普段の礼拝(毎週日曜日10時30分~)や聖書を学び祈り合う会(毎週水曜日10時30分~11時30分)にもお越しください。お待ちしています。聖書を学び祈り合う会では創世記の学びを続けています。アブラハムの妻サラが亡くなった後、主人公がアブラハムから息子イサクに変わりつつある箇所を今、読んでいます。7月10日(水)ではサラが亡くなりました。後に信仰の母と呼ばれるサラですが、自分の死後であっても神の約束が成就される日は必ず来ると確信し、天国に旅立ちました。その深い、神に対する信頼を私も持ちたいものだと思いました。(M. T.)

あなたの父母を敬え

最近、施設に入っている母が入院しました。ちょっとした骨折だ。

突然、施設から知らせがきて、家族がいないと入院できないそうで、「すぐ、病院に行ってください」、と言われ、あわてて病院に行った。タクシーに乗りながら、母の容態はどうかとか、どの位の入院生活か、とか頭の中は母のことばかり。でも、病院で会った母は案外、元気で2、3週間の入院と言われていた。ただ、車いすは気になったが、施設に入所して6年かしら、今で2度目の入院。入院するとほとんど病院と家族の手に任せられるので、私ものん気にしていられない。洗濯に来たり、入院費のために銀行へ行ったりと何かと出かけた。ほとんど自分の事はそっちのけでいたが、普段していない親孝行になるのかと思っていた。なら、心を込めて親孝行しよう、そう思ってがんばった。色々やっていると母は、「どうも、ありがとう」と言ってくれるが、「そんな言葉、言わないで、当たり前なのに」と思ってしまう。「こんな親孝行の機会、これから何回あるのかしら」と思いながら、「元気でいてくれればそれでいい」、そう思った。

結局、母は27日間入院し、明後日、退院する。コルセットをつけながらの退院です。神様に感謝しながら、この文面を書きました。(N. T.)

この場所に住んでよかった!!

わたしは堤町の住人。東日本大震災の前年に引っ越ししてきました。堤町と言っても結構広いのですが、住まいは国道バス停「堤橋」のすぐ近く。

 ここに引っ越してきて、もっとも良かったことの一つは、遊歩道がすぐ近くにあり、遊歩道を西に進めば平和公園があることです。

 平和公園は、1968年(S43)の7月までは「東北本線・浦町駅」でした。駅の跡地が公園になり、線路が遊歩道という大変身。跡地が、神さまの恵みを日々味わえる、緑と花の場所に変わったことは、なんと素晴らしいことでしょう。雀、烏、鳩、時には通路を虫が這っていたり、蝶が飛んでいたり。生き物たちも遊歩道の仲間です。

 樹木や草、花の他にも季節の移り変わりを知らせてくれるものがあります。教会に行く時、遊歩道を横切りますが、そこに幼児4人の裸ンボのブロンズ像があります。冬場には囲いで覆われるのですが、囲いが外されると、“春がきた!”と嬉しくなります。

  最もワクワクするのは桜の季節です。桜並木になるのです。特に松原通りに近い付近は、桜と芽吹き初めのみずみずしい柳の葉が重なり合って、いつの年も“きれいだな〜”と見入ります。

 桜・柳の他に、松、杉、満天星躑躅(どうだんつつじ。結構高さがあり、可愛い花がいっぱい咲きます。漢字がこのようであることは知らなかった!)、紫陽花(あじさい、今、満開)。松原通りから遊歩道に入ると、春にはチューリップ、今はマリーゴールドが花壇いっぱいに咲いています。立派な藤棚もあり、葉は生き生き棚を覆っているのですが、花が咲いたのを見たことはありません。

 その付近には、ディズニーのキャラクターや小動物が、土に固定されて飾られています。それをしてくださっているのは、近所のご夫婦で、時には奥様のアメリカン調の生活が描かれたペィンティング・ボードが所々に飾られていることもあります。わたしは感謝しつつ喜んで、それを眺めているだけですが、そのことでそのご夫婦と繋がっていると思えるのです。松原通りから入って、平和公園に続く遊歩道、どうぞ歩いてみてください。

東屋もあるので、座って遊歩道を眺めたり、一息つくのもいいですよ。(S・K)