青森松原教会ホームページ

青森松原教会は132年の歴史を持つ、キリスト教の教会です。

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2017年

宗教改革500周年

今年、2017年は宗教改革の年から500周年を迎えて、記念の催しが行われています。

宗教改革は1517年10月31日、ドイツの修道士マルティン・ルター(1483~1546)がローマ教会・ローマ教皇(法王)の贖宥状(しょくゆうじょう)販売を批判して、「95箇条の論題」を提示したことから始まったと言われています。

当時、ローマ教会が発行した贖宥状という一種の「お札」を買うことによって、罪に対して課せられる償い(罰)が免除されると考えられていました。 ルターは、人は行いによってではなく「信仰によってのみ義とされる」のであって、贖宥状を買うことによってではない、と主張しました。(「正しい者は信仰によって生きる」ローマの信徒への手紙1章17節)

ルターは、95箇条の論題において「心から悔い改めているならば、キリスト者は完全に罪と罰から救われており、それは贖宥状なしに与えられる」と述べています。主イエス・キリストが「悔い改めよ」(マタイによる福音書4章17節)と言われたのは、キリスト者の全生涯が悔い改めであるべきことを望まれたのである、と理解し、心からの悔い改めの必要を訴えたのです。

私が宗教改革について初めて学んだのは、高校の世界史の授業でした。60数年前の事です。私の高校生時代は、求道生活から受洗へと導かれた時期でした。その後、大学に入学してルターの主著『キリスト者の自由』(日本語訳、岩波文庫)を読みました。信仰生活を送っていた教会の機関誌に、『キリスト者の自由』の紹介を載せて頂いたことを思い出します。

宗教改革500周年の節目の年に、宗教改革の意味を考える時が与えられていることを感謝します。

(M.N.)

美女と野獣

先日、「美女と野獣」の映画を観に行ってきました。
物語は知っているので、今回の作品はどんな感じなのか楽しみでした。

映画を少し紹介します。
ヒロインのベルは本を一人で読むのが大好きで、自分の価値観を大切にする人です。
そんな彼女は、小さな町の中で周囲の人からは「変わり者」に映っています。
しかし、ベルがあるきっかけで、野獣の城に行くことになってしまうのです。
色々展開があります。
そのような中、彼女が野獣の図書室に入って行く時のシーンが忘れられません。

図書室には本がとてもたくさん綺麗に並んであります。

ベル「これ全部読んだの?」
野獣「まさか、ギリシャ語は無理だよ」
ベル「冗談言うのね」

とても知的で優しい一面を知って、ベルの野獣に対する印象に変化が生じてきています。

あまり書いてしまうとネタばれになってしまうので、終わりにしますが、うっとりしたり、ハラハラドキドキするシーンが目白押しです。

また、ミュージカルの場面では、華やかできらきらと美しいのがとても印象的です!

まだ映画を観ていない方は是非観てくださいね。

さて、教会の話に~。
私達の青森松原教会にも書籍がたくさんあります。
絵本、童話のような子供向けの本、学生や大人が読む小説などの本、聖書研究の本、神学書。

どうぞ本好きの方は、気楽に本を読みに遊びに来てください。

愉しいですよ!

(Y.T.)

音楽がいっぱい

2017年6月24日(土)は弘前西教会を会場として、翌25日(日)は青森松原教会を会場として、奏楽者のためのリードオルガンレッスンがありました。ゲスト講師は金沢教会オルガニストの黒瀬恵先生(武蔵野音楽大学オルガン科卒)で、北西地区教育委員会の主催でした。

青森松原教会でオルガン伴奏の奉仕をしていて私が親しくさせていただいている方が、弘前西教会のレッスンも見学したいとおっしゃいました。まだ出会ったことのないオルガン伴奏の方の音色を聴いてみたいのだそうです。そこで私は運転手として弘前までお供することにし、リードオルガンレッスンも見学させていただくことにしました。弘前や五所川原から3人の方が集まり、それぞれが普段演奏する中で黒瀬先生に聞いてみたいことなど実際にオルガンを弾きながら教わっていました。

翌25日(日)は青森松原教会で礼拝後、黒瀬先生のミニコンサートがありました。その後14時からレッスンがありました。

ミニコンサートはとても素晴らしくいつも聞いているオルガンの音色とは思えないほど美しいものでした。リードオルガンは弾く人によって様々だなぁと感じました。勿論普段当教会のオルガニストの方々も美しい音色を奏でていらっしゃいます。

ミニコンサートの中で黒瀬先生は証しもなさいました。心に残っている言葉としては、「自分の楽器の特徴をよく理解した上で演奏したほうがいい」ということでした。これは人生の中でいろいろな場面にも言えるなぁと思いました。

一番驚いたのは海外留学をなさり国内でも華麗な経歴を重ねていらっしゃる黒瀬先生が、少しもおごらず、謙虚でごく普通の教会員だったことです。長年自分と同じ教会で一緒に礼拝を捧げている人のような親しみを感じました。

また6月29日(木)の19時からは弘前学院大学宗教部の楊尚眞(ヤン・サンジン)先生から依頼があったビューティフルマインド音楽団(韓国のクリスチャン演奏グループ)の演奏会が当教会でありました。9人のグループで皆さんそれぞれその楽器の先生として大学で教えているそうです。宗教曲やヨーロッパ歌曲・民謡、日本の民謡や韓国の民族音楽など多彩な音楽を聴くことができました。中国の胡弓みたいな楽器や琴のような楽器も使い、民族衣装を着た女性おふたりが合奏され、とても綺麗でした。男女のオペラ歌手の方もいらっしゃりいいお声でした。脳性麻痺のピアニストの方の『月光』も非常に美しかったです。

そして7月8日(土)には「ゴスペルの夕べ」があり素敵なコーラスの歌が終わった後、コリアンナイトとして近隣教会の韓国出身の方をゲスト講師として皆で冷麺・チヂミ・もやしのナムル等を作り、食べました。また本格的な流し素麺もしました。子どものみならず大人も楽しんでいましたよ。

素敵な音楽に包まれた日々を過ごすことができて嬉しかったです。

(M.T.)

とりなしの祈り

教会では6月の第2週の日曜日を「花の日・子どもの日」として、神から与えられた自然の恵みと子どもたちを感謝し、子どもの教会との合同礼拝として献げる日にしています。2017年は6月11日になります。

礼拝の中で子ども祝福式が行われ、礼拝後に皆で持ち寄った花を子どもの教会で、お世話になっている近隣の公共施設等にお花を届けます。「祝福」とは旧約聖書の中で「神のまなざし」と同じ意味を持ちます。ここでは①子どもが繁栄すること②神がいつもあなたと共にいると約束する、神の救いの約束です。

今日(2017年6月11日)の説教題は「とりなしの祈り」です。ルカによる福音書23章32節から34節までを用いて大澤先生が捧げられます。2016年度に大人の礼拝の公開連続説教でルカによる福音書はすべて聴きましたので、今日の部分も学んでいます。その時の説教内容をメモしたノートを再び読んでみました。取り上げられている範囲は23章32節から38節までと、今日よりは少し広くとられています。説教題も「十字架上の執り成しの祈り」となっています。イエスは十字架にかけられている時、人々に罵られたり嘲られたりしても、神に対し「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。」と祈ります。それがとりなしの祈りです。人間にいくらひどい目にあわされても、神に人間をとりなして祈ってくださるのです。

今は朝なので、子どもの教会との合同礼拝はまだ始まっていません。説教は大人の礼拝とはまた違った切り取り方で教えてくださると思うので楽しみです。

ちなみに2017年度は使徒言行録を学んでいます。すでに15章まで行っています。そちらも楽しみです。

(K.N.)

ジョージ・ジュング兄がいらっしゃいます。

2016年9月18日(日)に青森松原教会で伝道礼拝を捧げてくださったSCF(学生キリスト教友愛会)主事補のジョージ・ジュング兄が、2017年の6月でSCFを辞めることになりました。日本を離れる前に東北地方をもう一度訪ねてくださるということで、2017年6月10日(土)17時から、歓迎夕食会が青森松原教会で開かれることになりました。どなたでも参加できますので、どうぞいらしてください。

この日は13時から土曜子ども集会も行われます。いつもは第3土曜日に行われていますが、6月は第2土曜日の10日に変更になりましたのでご注意ください。

コンゴ生まれのジョージ兄は2016年の9月18日に「わたしは嘆くのですか?」という題で、旧約聖書の哀歌3章48節から51節までを用いて説教をなさいました。「嘆きの預言者」とも言われるエレミヤが書いたとされる哀歌。ジョージ兄は自分の人生では嘆くことは何だろう?と考えたそうです。様々なことが頭に思い浮かびましたが、その中のひとつが日本に関係のあることでした。日本の98%の人はキリスト教を知らないと言われます。この事実を本当に嘆けているのだろうか、私は、と考えたそうです。

ジョージ兄は聴衆に語りかけます。皆さんの心の中に愛している人々はいますか。その人々はイエス・キリストを知っていますか。知っていないのであれば、あなたはそのことを嘆いていますか。

真摯な問いかけが私の心に何かを残しました。

(M.T.)

豊かな日曜日

母の日の日曜日、子どもの教会の礼拝に6人の子どもたちが出席してくれました。

礼拝後、フラワーアレンジメント教室を開催しました。お母さんに贈るお花です。

この心豊かなひと時が、子どもたちの良い思い出になってくれることを願います。

 

教会から始まった母の日に、子どもたちを招いてくださった神さまに感謝します。

 

それから、毎年お花を購入している花屋さん、子どもたちがお花に親しんでくれるようにとの願いを込めて、「たいへんなのよ」と言いながら、いつもたくさん提供して下さいます。感謝です。

(S.Y.)

フラワーアレンジメント_compressed

『夕べ雲焼くる~主の恩寵の軌跡』を読んで

松丘保養園の神子澤悦子さんにいただいた森山諭先生が書いたこの本の感想を書きたいと思います。先生はクリスチャンの方で福島県生まれの人です。クリスチャン新聞に連載された自叙伝を単行本として出版されたのがこの本なので、お読みになった方も多くいらっしゃるかもしれません。1983年に初版がでています。

 

①少年の日の思い出

13日間もお母様を苦しめた挙句の出産でした。クリスチャンとして生きることを決めるまでに散々に思い悩み自殺まで考えたのですが、田舎の列車がなかなか来なくてそのために自殺しそこね、聖書につき起こされてイエス・キリストに目覚めて入信しました。

②1393年10月22日夜に感情的な問題から他宗教徒の人に松丘の北部保養園に放火されて療養所が全焼し、以来ホーリネス教会の伝道は禁止とされました。

③試練

自宅の雇人4人の中のひとりの癖が悪くて森山先生の両親の財布の金を盗むのをみつけるが、説教して直そうと5年間我慢して雇い続けます。それでも盗癖は直らず、犯人の父親から馬鹿者扱いされている中に、犯人は自分の罪を告白して自殺してしまいます。

④エピローグにかえて

「あなたたちは、夕方には『夕焼けだから晴れだ』と言い、朝には『朝焼けで雲が低いから、今日は嵐だ』と言う。このように空模様を見分けることは知っているのに、時代のしるしは見ることができないのか。」(ヨハネによる福音書16章2~3節)

 

森山先生ご自身が病気になった訳ではないのですが、キリスト教伝道の中でハンセン病とも深く関わって行ったようです。聖書の御言葉にささえられて人生をすごされた方でした。

(K・N)

「パッション」を見ました。

遅ればせながらメル・ギブソン監督の映画『パッション』をDVDで見ました。2004年封切りの、イエス・キリストの最後の12時間を描いた作品です。セリフは1世紀のパレスチナで実際に使われていた、アラム語、ラテン語、ヘブライ語です。その他も忠実に当時の世界を再現しています。とても怖い映画だと思っていたので、こんなに遅くなりました。

2017年の4月7日に見たのですが、映画を見終わった後に昼のニュースでアメリカがシリアに対してミサイルを撃っていたことを知ったので、世も末だと思いました。

昨年度一年間、東京に行っていた教会員の方に「一年間貸してもいいから」と言われたので昨年の3月に借りたのですが、なかなか見る気にならないでいるうちに彼女は今年の3月に帰っていらっしゃいました。そこでいいかげん返さなければと思い、見てみました。

全部見ることは辛くてできませんでしたが、思っていたよりも骨のある、しっかりした映画でした。見ないで返さなくてよかったと思いました。

とても印象に残る受難節の中の1日を過ごすことができ、神様に感謝しました。

(M.T.)

主イエス・キリストのご受難

イエスは、御自分が必ずエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けて殺され、三日目に復活するkとになっている、と弟子たちに打ち明けはじめられた。するとペトロはイエスをわきへお連れしていさめ始めた。「主よ、とんでもないことです。そんなことがあってはなりません。」イエスは振り向いてペトロに言われた。「サタン、引き下がれ、あなたはわたしの邪魔をする者、神のことを思わず、人間のことを思っている。」

それから弟子たちに言われた。「わたしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負ってわたしに従いなさい。自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために命を失う者は、それを得る。

以上は、新約聖書マタイによる福音書16章21以下のみ言葉です。主イエスの一番弟子ともされるペトロでさえも、イエスのことを信じていなかった。その心にサタンが入り込んで来たのです。イエス・キリストが十字架にかけられ、死ぬのは、すべての人の罪を赦すためです。人が自分の罪を悔い改めるとき、十字架で死なれたイエスによって人は神から、そのt海を赦されるのです。イエスのご受難は神の愛ゆえです。

私たちは誰もが日々罪を犯しています。主イエスが私たちの身代わりとなって十字架を負い、血を流し、苦しみを受けてくださったのです。

あなたも、あなたの十字架を主イエスが背負ってくださることを知ってキリストの福音を信じてください。

今は、主イエスの御苦しみを覚えるレント(受難節)の期間です。ご復活を記念する「イースター礼拝」は4月16日(日)です。是非、教会へおいでください。お待ちしております。

(R.E.)

ラベンダーの会の学び

毎月第三日曜日の礼拝後、「ラベンダーの会」というグループの集会を行っています。

「ラベンダーの会」は、昔、活動していた青年会の後を引き継ぐ会として始まったグループです。今月は都合により、第四日曜日に集会を行いました。

毎月、1時間程度、キリスト教にちなんだ勉強をしています。

今月から新しく、『置かれた場所で咲きなさい』(渡辺和子著)をテキストにして、学び始めました。毎月少しずつ、みんなで一緒に読んで、メッセージを心に刻んでいきたいと思っています。

今月は三項目を読みました。

「咲くということは、仕方がないと諦めるのではなく、笑顔で生き、周囲の人々も幸せにすることなのです。」

「咲けない日もあります。そんな時には無理をして咲かなくてもいい。根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために。」

今日みんなで分かち合ったことは、必ず、神さまが見守ってくださると信じて、安心して、それぞれの置かれた場所で、自分に与えられた務めを果たして行きたいということでした。

(S.Y.)