青森松原教会ホームページ

青森松原教会は134年の歴史を持つ、キリスト教の教会です。

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2013年

花の日・子どもの日②

礼拝の後、記念撮影を行ってから、子どもたちと子どもの教会(CS)スタッフを4つのグループに分けて、近隣の公共施設(交番)、老人福祉施設、ハンセン病療養施設、長期欠席会員宅を回り、お花とカードを届けました。長期欠席会員の中には、泣いて喜ばれる方もいらっしゃいました。子どもたちからもらうお花、「早く良くなって、また教会に来てください」との温かい声がけ…。牧師が祈る言葉よりも、よほど心に響いたようです。子どもは教会の宝ですね。

子どもたちが来てくれるかどうか、不安の中臨んだ昨年度は、グループに分けるなど考えも及びませんでした。次年度は訪問箇所に消防署なども増やそうかと計画中です。

教会に戻ってから、CSスタッフが作ってくれたおいしい昼食をいただき、14時からのミニコンサートに備えました。

黒石教会の求道者で声楽科の鳴海晶子氏をお迎えしてのミニチャペルコンサート「証しと讃美の会」も盛況で、子ども6名を含む38名の出席がありました。讃美歌を中心としたコンサートに、教会員の信仰の証しが加わり、心が豊かに満たされる会となりました。

お一人お一人の尊いご奉仕を心より感謝いたします。

花の日・子どもの日①

6月9日(日)は「花の日・子どもの日」の礼拝として、子どもの教会(CS)と合同の礼拝を行いました。大人と子どもが、一つの場所に集い、一つの礼拝をささげるっていいですね。私が赴任する前から年に数回、この合同礼拝が行われていました。赴任する前の一昨年は牧師が不在の年度であった事も影響し、「合同礼拝」とは名ばかりで、子どものいない礼拝が続きました。

昨年度も赴任直後の合同礼拝であったので、不安の中臨んだ事を思い起こしていました。4月からCSの礼拝に子どもが戻り始めてはいたものの、ムラがあり、母の日には8名も来たかと思えば、そのあと0名が3週続いたり…。「わずか30分のCSの礼拝にすら子どもが集まらないのに、いきなり1時間を超える主日礼拝(大人の礼拝)に子どもが訪れるだろうか…」と。私の不安をよそに、4名の子どもと1名のお母さんが参加してくださいました。

今年度は1年目とは異なり、「不安」ではなく「期待」の中、合同礼拝を迎えました。4月から平均7名の子どもがCSに集い、「来週も行くね!」と、先週も元気に帰っていったからです。予想を上回る、子ども11名を含む計53名の礼拝となりました。初めての子どもの参加もありました。

長くなりましたので、午後の様子はまた明日記します。子どもたちの成長と安全をいつも祈っています。主の恵みを感謝して。

ストーブカバー

昨年度、礼拝堂暖房機の更新を行いました。設置から26年が経過し、もう交換部品もなく、次に故障したら使えなくと言われてから数年…。礼拝堂と廊下の一部を温めるセントラルヒーティング方式でしたが、毎年莫大な光熱費がかかっていました。それを各室暖房に切り替えただけで、年間約20万円の光熱費削減につながりました。300万円を超えると言われていた更新費用も、4分の1程度で済みました。

新しい暖房機を設置する際、業者から「機械の一番の敵は『ほこり』です」と伺いました。そこで婦人会に依頼して、暖房機を覆うストーブカバーを作っていただく事にしました。

最初は極力婦人たちへご負担をかけないようにと、「既製品の簡易なカバーか、適当な布を買ってきてかけておくだけで良いですので…」とお願いしたのですが、「先生、ここは礼拝堂ですよ。見栄えも大事です!」と一蹴されてしまいました。どちらが牧師だかわかりませんね。(^^;)

あまりお金もかけられない中、ほこりがつきにくいレースカーテン素材の布を献品くださる婦人がいて、縫いにくいその素材を、あっという間に素敵なストーブカバーへと完成させてしまう婦人がいて、わずか数週間、費用0円で完成してしまいました。

朝晩、急に冷え込む事もあるので、時期を見計らっていたのですが、そろそろ良いでしょう。たくさんの「愛」の詰まったカバーの出番です。新しい暖房機も、カバーも、愛するこの会堂も、感謝をもって大切に用いてまいりたいと思います。

 

たくさんの愛と奉仕の詰まったストーブカバー

天の恵み

ただいま午後10時過ぎ。会堂の事務室で、事務作業を続けています。必要な資料を会堂裏の住居(牧師館)に取りに行った所、建物と建物の間にある車庫の車の上に見慣れぬ物体が・・・。いたずらか?と思い、見てみると、まだ少し温かい煮物でした。

おそらく、いつもお世話になっている隣家のお母さんが作ってくださったものです(間違っていたらごめんない!)。昨年引っ越して来てすぐに挨拶へ伺ったのですが、それぞれ働いている時間帯が異なるもので、挨拶以来なかなか顔を合わせることがありませんでした。けれども、互いに助け合わなければ越すことのできない青森の冬、日々の雪片付け以来、単身者の私を気遣い、しばしば隣家からおかずが届けられるようになりました。この容れ物、このお味は、隣家のお母さんに間違いないと思います!直接御礼を申し上げられず、申し訳ない事をしました。

雪片付けは本当に苦労しますが、こうして冬の度に人と人との交わりが広まって行くのが嬉しいです。すべては天の恵み。感謝していただきます。

葬儀

昨日教会で、教会員の葬儀・告別式が行われました。

ご葬儀のたびに思いますが、陽に陰にご奉仕くださる、お一人お一人の働きにより、この尊い営みが支えられています。奏楽や受付、案内など目に見える働きもあれば、葬儀のために草を刈る方、正面玄関のガラスを磨く方、教会墓地の清掃に向かう方、教会墓地の親族外埋葬の届けを役所へ提出する方、単身者である牧師の健康を気遣い食事を届ける方…。それら可視・不可視の多くの働きが、ご遺族の慰めを祈り、召天者の御生涯を通し現される神の栄光の「時」へと収斂されていきます。お一人お一人のご奉仕を感謝いたします。

ご遺族の上に、天父の慰めが豊かにありますように。

草刈り

この時期になりますと、さすがの北東北、青森でも雑草が伸びてまいります。就任一年目だった昨年も、もちろん何度かは草刈りをしましたが、25台分の教会駐車場に、会堂正面、牧師館裏と敷地が広いために、雑草が伸びているのを感じつつも、正直手が回り切りませんでした。昨年は見かねた求道者の方が、一度会堂正面の植え込みをすべてキレイに整えてくださった事がありました。大変ありがたかったですが、私は教会の牧師として申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

一年が経過し、青森の冬を経験した事は、私にとってとても大きかったです。雪が降れば毎日数時間は「雪片付け」に追われていた訳で、「どこにそんな時間があったのだろう?」と不思議に思いつつも、「雪がなくなれば、もっと伝道や牧会に力を注げる!」と、冬の最中に確信を深めました。

今は1~2週間に一度は、土曜日に2時間かけて草刈りを行っています。「何もわざわざ主日の準備で忙しい土曜日にやらなくても」とは思いますが、やはり日曜日にもっとも整った形で礼拝者をお迎えするには、土曜日に行うのが一番だと思うのです。そして、冬の経験が私を強くしています!毎日数時間の雪片付けをする事を考えたらこれぐらい!

第一回お茶の会

先週行われました教会信交会において、礼拝堂後方にお茶スペースを設置し、すべての奉仕に先んじて、礼拝直後の20分間を「お茶の会」として、教会に集うすべての方の交わりを深める機会とする事に決めました。今日はその第一回目でした。主日前には、毎週の礼拝にご出席されている方々から「お休み」の連絡が相次ぎ、本日の礼拝は普段の礼拝より5名以上少ない33名の出席でした。「せっかくの最初のお茶の会なのに…」と心配しましたが、心配をよそに、予想を超えて多くの方が残ってくださいました。お帰りになったのは、わずか2~3名程度でした。普段は礼拝後すぐにお帰りになってしまう客員の方や、求道者の方もみんな残ってくださり、とても楽しそうに過ごされていたのが印象的でした。教会員の多くから「先生、思い切ってやって良かったわね」と声をかけられ、とても嬉しく思いました。この交わりの時が、ますます豊かに祝されますよう祈ります。主に感謝。

訪問聖餐式

訪問聖餐式用ケース

昨日、今日と長期欠席者をお訪ねして、ペンテコステを覚えての訪問聖餐式を行ってまいりました。お訪ねしたある教会員は、ご自身夫妻がしばらく礼拝に出席できていない事を心配され、「先生、私たちはまだ教会員として籍が置かれているのでしょうか」と仰いました。私は、「○○さん、どうぞ心配なさらないでください。○○さんたちが私たちの教会の大切な教会員である事に変わりはありません。だから今日、こうして訪問聖餐式に伺ったのですよ」と伝えました。涙の中での聖餐式となりました。「主のからだのえだである自覚がいよいよ深くなり」。式文、感謝祈祷の一文が深く胸に刻まれた一日となりました。

恵みのひと時となりましたが、一方で私たち教会が日々祈りに覚え、アプローチを続けていても、ご家庭の事情等、様々な事情により訪問聖餐の適わない方もおられます。キリストのからだなる教会に連なる一枝一枝を覚え、主の御守りと御導きを、祈り続けてまいりたいと思います。

主に在る交わり

今週、盛岡で行われました奥羽教区(秋田、岩手、青森)総会に出かけてまいりました。そこで嬉しい再会がありました。東京の母教会で青年会の会長をしていた時、秋田出身の女の子が大学進学と共に上京し、青年会へ加わり、後に共に青年会のリーダーを担ってくださいました。冬になると秋田のご両親から、毎年おいしいきりたんぽが送られてきて、青年会でクリスマスに鍋パーティーをしていたことを思い出します。その時、青年会を代表してお礼状を書いていました。今年、教区総会に参加すると、秋田地区の総会議員の中に、どこかで見たお名前が…。そう!お礼状のあのお名前だったのです!もう十年以上も前の記憶ですので、間違えていてはいけないと思いつつ、恐る恐る自己紹介をしたところ、やはり彼女のお母様でした。お母様は再会をとても喜んでくださり、早速その日のうちに彼女に連絡してくださったそうです。10年以上の時を経た、700km以上の距離(東京~青森)を超えた再会に驚きつつ、主に在る交わりの豊かさを実感した時となりました。これからも全国の兄弟姉妹を覚えて祈り続けてまいりたいと思います。

10年来の…

今年度青森松原教会では、10年来の懸案であった屋上防水層の補修工事を行う予定でおります。けれども莫大な費用がかかるために、教会の力だけでは到底行えるわけもなく…。今週の奥羽教区総会に先立って行われました教区の常置委員会において、教会が祈りをもって申請しておりました支援の申し出が可決されたとの連絡をいただきました。10年来の課題がようやく動き出します。神によってこの地に建てられた教会が、神の栄光を現す器として、これからもますます福音宣教の業に用いられますよう祈ります。教区のご支援を心より感謝いたします。