青森松原教会ホームページ

青森松原教会は134年の歴史を持つ、キリスト教の教会です。

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牧師のアメリカ滞在記⑥

7日目はまずホープカレッジを訪問しました。高校生の時に北海道でマギー宣教師によって導かれ、牧師になったアンディーこと中嶋史人牧師がご案内くださいました。あいにくの雨だったため、校内見学の代わりに、室内でパワーポイントによってホープカレッジの歴史や日本とのかかわりについて伺いました。雨で良かったかもと思えるような示唆に富んだ内容でした。

ホープカレッジのあるミシガン州のホランドという街は、①アメリカで退職して住みたい街・第1位、②アメリカで幸福度の高い街・第2位、③アメリカの三大好景観の一つミシガン湖のある街としても有名で、ここ数年で移住してくる方や観光客が大幅に増えた街だそうです。とても住みやすそうな良い街です。そして同時に市民3万人に対し、なんと市内の教会数は100を超えるという!私の住む青森市に換算すれば、1,000以上は教会がある計算となります(笑)。他教派含め3-40の教会が市内にあると話すだけで「多いね!そんなにあるの?」と言われる日本の現状との、あまりのギャップに驚きます。

ホープカレッジは世界でも有数の大学の一つ。「カレッジ」と言うと日本人にはユニバーシティと違って「単科大学」と勘違いする方も多いのですが、正確には「大学院を持たない大学」を指す言葉だそうです。大学院を持つと「研究」ばかりとなってしまい、「教育」が軽んじられてしまうからと、教育を大切にするアメリカの教授はカレッジを選ぶことが多いそうです。そのため優秀な教授陣が揃い、しかも授業をアシスタントなどに任せず、直接教授が講壇に立つことが多いと伺いました。素晴らしい。「人生を変える20の大学」の一つに選ばれるのも、納得ですね。でも、見学してさらに納得が深まりました。施設も、教授陣も、スタッフも、伺う授業内容も、サポート体制も、抜群です。こんな所で学べたら、どんなに素晴らしいかと思いました。

最初期のホープカレッジで学んだ木村熊二や大儀見元一郎の話は、ここに書くと長くなりすぎてしまいますので、また別の機会に記したいと思います。

お昼はホープカレッジの昼食。学生たちは学費に学食代も含まれていて、フリーパス。ビュッフェ形式の多種多様な豪華な昼食。何度でもお変わり自由。なんて私好みなのでしょうか!ボリューミーかつとてもおいしかったです!お昼を食べている間に晴れ間が…。中止する予定だった校内見学に出かけました。全校生徒が集まるチャペルもとても素晴らしかったです。

続いて木村熊二と大儀見元一郎の二人が洗礼を受けたホープ教会の見学へ。こちらの教会では「子どもと礼拝」(フィギュア〔人形〕を用いた子ども向けプログラム。聴覚だけでなく、視覚や触覚に直接訴える内容)を積極的に取り入れており、専用の部屋を何部屋も持ち、専用のスタッフがいるほどです。上尾合同教会時代にワークショップ等に触れたこともありましたが、その神髄を見たように思いました。日本の教会にそのまま取り入れられるかどうか別として、とても勉強になりました。

この日の最後の訪問先はヤング・ライフ。世界90か国に広がる中高生を牧会的にサポートするミニストリーです。ヤング・ライフの目的は、青年世代がイエス・キリストに出会ってくれることであり、そのために教会の中で待っているのではなくて、教会から出て行ってそれを行うということにあるそうです。私が青森で行っている活動ともつながります。地域の認知度や信頼度も高く、公立含め、受け入れてくれる中学・高校へ出かけて行き、スポーツイベントやカフェテリアに顔を出し、中高生と個人的に交流を始められますが、すぐに子どもたちが受け入れてくれる訳ではなく、繰り返し接しているうちに自分たちが安全な大人であることがわかるし、信頼できる存在であることがわかってくるそうです。教会との橋渡しのためのボランティアです。青森にも三沢にあると伺いましたので、一度訪ねてみたいと思います!

研修を終え、夜は念願のLogan’sというステーキ屋さんに。出発前から何度も伺っており、楽しみにしていました。わらじサイズのステーキ。大味ではなく、最後まで美味でした♪もう一回ぐらい行きたいなぁ。

牧師のアメリカ滞在記⑤

6日目はまずウェスタン神学校を再訪しました。9:40からのチャペル礼拝に出席しました。礼拝後にホールでコーヒーアワーが行われ、神学生や教授陣、約100名に日本からの訪問団として紹介されました。その後、短い時間でしたが神学校学長と面談の時間が与えられ、オンラインによる留学システム等の説明を受けました。元学長でもあるヘッセリンク博士(日本で20年以上にわたり宣教師として奉仕)に学内を案内していただいた後、学内カフェテリア・スープキッチンで昼食をいただきました。この昼食の取り組みが素晴らしいのです。学内のみならず、近隣にまで解放され、月~金まではランチが、週末はブランチが、困難を覚える方々や学生たちのために無料でふるまわれるのです。4年ぶりに来訪したメンバーは、その進化にも驚いていました。利用者も増え、味も良くなり、種類も増えていたとのこと。これらはみな、学校関係者や近隣の方々の献品と奉仕とによって成り立っています。

ウェスタン神学校

ウェスタン神学校

ウェスタン神学校学長と

ウェスタン神学校学長と

ヘッセリンク先生 先生が撮ったバルトとブルンナーの写真 大木先生宅でも見ました

ヘッセリンク先生
先生が撮ったバルトとブルンナーの写真
大木先生宅でも見ました

恩師の卒業写真発見!

恩師の卒業写真発見!

スープキッチン これで無料!

スープキッチン
これで無料!

昼食後、移動してRCA(アメリカ改革派教会)本部を表敬訪問しました。館内をご案内いただいた後、前・世界宣教部局長であるジョニー・アリシアバエズ師や、現・世界宣教部局長のダニエル・ティアマン師と面談しました。日本における宣教師の働きや、日本の宣教の課題について分かち合い、そして一人ひとりを覚えて篤い祈りがささげられました。青森松原教会の設立にかかわった女性宣教師Miss.リラ・ウィン師(フェリス女学院などでも奉職)も、このRCAから派遣された宣教師です。

RCA本部

RCA本部

本部前にて集合写真

本部前にて集合写真

RCA世界宣教部局長と

RCA世界宣教部局長と

この日の最後はサードリフォームドチャーチに会場を移して、元日本宣教師たちとの会食を行いました。ヘッセリンクご夫妻、マギーご夫妻、ウンジッカご夫妻、レーマン師、エリノア・ノルデンさん、ズヴァイクハイゼン師、コエダイカーご夫妻。そうそうたるメンバーです。一番長い方は、50年近く日本で宣教活動を行ったことになります。このような命がけのご奉仕によって、今の日本の教会の基礎が築かれたことを想い、胸が熱くなりました。

サードリフォームドチャーチ

サードリフォームドチャーチ

パイプオルガン 教会にこの規模のオルガンがという驚き。横にはティンパニーまで!

パイプオルガン
教会にこの規模のオルガンがという驚き。横にはティンパニーまで!

礼拝堂

礼拝堂

私にとって何よりの恵みだったことは、東京神学大学でも教鞭をとられたレーマン先生が、帰国後RCAから派遣された宣教師の働きについて、その歴史を一冊の本に著してくださっていたことでした。私のこの研修旅行の一番の目的は、青森松原教会のルーツを探ることでした。Miss.リラ・ウィン宣教師が、RCAや神学校、各教会のどのような祈りやどのような想いによって送り出されたのか。残念ながら日本には、その記録がほとんど残っていないのです。20年ほど前に『青森松原教会百年史』を編纂した際にも、東北学院やフェリス女学院など、関係各所から資料を集めたのですが、設立当時の情報はほぼ皆無でした。ほんの数行触れられているだけです。今回レーマン先生からお話を伺ったところ、「それらの情報は日本にはないでしょう。私はウィン宣教師のアメリカへの報告書や私信などを元に歴史をまとめているので、もっと詳しい情報を持っています」との回答を得ました。日曜日の第一礼拝と第二礼拝の間に、また詳しくお話を伺う約束をし、また、レーマン先生が著されたRCAの教会史をお分けいただけることになりました!

どのような団体においても、設立当初の理念や思想はとても大切なものだと思います。青森松原教会が新しい歩みを始めるにあたり、何よりもふさわしい出会いが与えられたと感謝しています。

同時にこの日の各訪問は、私の恩師たちの足跡を辿るような旅路でもありました。私に洗礼を授けてくださった大木英夫先生はヘッセリンク先生ご夫妻やレーマン先生とは何十年にもわたるお付き合いがあり、東京神学大学でも共に学長、教授として後進の指導に当たられました。そして私の牧師としての再出発を支え、ご指導くださった上尾合同教会の秋山徹先生は、ウェスタン神学校を卒業され、在学中はサードリフォームドチャーチの礼拝にご出席されていました。サードリフォームドチャーチの礼拝式文を読み、上尾合同教会の礼拝との近さを強く感じました。先生のベースがここにあったのかという発見でした。先生が在学中に始められたウェスタン神学校の日本語礼拝にも出席させていただきました。そこからの受洗者(日本からの留学生ら)も多く生まれていると伺いました。

青森松原教会も、そして私自身も、新たな気持ちで歩みを始めるのにふさわしい時が与えられました。主に感謝。

元日本宣教師たちと

元日本宣教師たちと

 

 

牧師のアメリカ滞在記④

9月の第一月曜日は、アメリカの祝日、レイバーday。日本でいう勤労感謝の日のような日だそうです。お休みの日を利用して、ミシガンから3時間かけてシカゴを観光しました。田舎町ミシガンと、大都会シカゴ。そのコントラストがおもしろかったです。

マグニフィカント・マイル(魅惑の1マイル)と呼ばれる美しい街並みを眺めながら、20分ほど歩いて昼食会場のジョン・ハンコックビルへ。シカゴ1ではありませんが、指折りの高層ビルの95階から眺める景色と共に、おいしい昼食をいただきました♪

マグニフィカント・マイルとの差を楽しむために、帰りは裏通りを通ってシカゴ美術館へと向かいました。モネやピカソ、シャガール、レンブラントなど堪能しました。それにしてもシカゴ美術館は広い!2時間以上の時間を取っていたのですが、正直回りきれませんでした。

途中シカゴのチャイナタウンで軽めの夕食を済ませ、翌日の訪問先を考慮して、2時間かけてエルクハートへと移動し就寝しました。

 

5日目はシプシワナという街を観光しました。ここの滞在目的はアーミッシュ(キリスト教の宗派の一つで、歴史の中では異端扱いされ、迫害を受けたことも)と触れることでした。「アーミッシュの街、シプシワナ」と呼ばれるほどです。

徹底した平和主義と再洗礼主義がこの宗派の特徴。そして何より彼らの信仰に基づいて古い生活スタイルを続けていることで有名です。必要はすべて神から与えられると信じて、文明や機械に頼らない農業中心の生活をしています。いまだに街の中を馬車が、観光目的とかではなく、移動手段の一つとして普通に行き来しています。

アーミッシュ、メノナイト、フットライトの3宗派が協力して作った「メノ・ホフ(メノナイト博物館)」を訪ね、ボランティア案内人による丁寧な説明を受けながら、2時間以上ゆっくり見学しました。今まで教会史の学びの中で、ごく短く2-3行学んだ程度の物事の背景に、これほどの歴史が眠っていたのかと驚かされました。

 

写真の掲載は時間がかかるので、写真と続きはまた次回記します。必要は神から与えられると信じ、文明や機械に頼らず、農業中心の生活をしている彼ら。いまだに街の中を馬車が、移動手段の一つとして普通に行き来していました。

信じるということ

このたびの大雨、土砂災害で亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表し、現在も困難にたちむかっていらっしゃる人々にお見舞い申し上げます。

信じるということは、目に見えないものを「ある」と確信することです。例えば植物の芽が日々大きくなっていくのを見たり、動物の子供が成長したりする姿を見ることによって「生命」があるなと実感できます。
しかし、神は目に見えません。さわることもできません。多くの場合、どんな時でも神は沈黙を守ったままです。苦しいことや悲しいことにあった時、神を疑いたくなります。それは信者としては悪いことなのか?と自問自答します。

けれども、そんな疑いを持ち続けることがかえって神をよく知ることにつながっていると思います。もうダメだと思っても、道が開けてくることが何度もあったからです。目に見えない力に守られていると思います。
「信仰とは、望んでいる事柄を確信し、見えない事実を確認することです。」

(ヘブライ人への手紙 11章1節)

(M)

牧師のアメリカ滞在記③

本日(3日目)は滞在して最初の日曜日。1日で3つの教会の礼拝に出席するという強行軍。にもかかわらず、時差ボケの影響か、夜中に2時間おきに目が覚めてしまい、体調が整わないままの出発となりました。

最初の礼拝はキスト岡崎宣教師ご夫妻の支援教会の一つで、マタワン市にあるカルバリーリフォームド教会。車で1時間ほどの移動でした。到着するやいなや、でかでかと看板に私たちを歓迎する言葉を発見!教会に入る前から、とても心が温かくなりました。礼拝前も牧師室で役員たちと短く懇親の時を持ち、礼拝でも日本宣教の報告のためにたくさんの時間を割いてくださったばかりか、丁寧に一人ひとりをご紹介までしてくださり、教会のみんなが私たちを歓迎してくださっているのがひしひしと伝わってまいりました。日曜学校の活動が盛んな教会で、礼拝後に見学させていただき、参考になることがたくさんありました!また教会に持ち帰り、生かしたいと思います。

礼拝後は牧師宅を訪ねて豪華なビュッフェをいただきました。とっても美味でした。すごいお宅で、地下には卓球台やランニングマシーン、ドラムセットなど、お庭には大きなトランポリンやテニスコート。次元が違います(^_^;)。食事の後、みんなでスポーツに汗を流し、アメリカ滞在中の運動不足をほんの少しだけ解消しました。

ホランドへ戻り、15時からはウェスタン神学校内の日本語礼拝へ出席。明治学院大学の交換留学生15名なども出席され、普段よりかなり日本人比率の高い礼拝となったようです。近隣神学校の学生も多く出席しておられ、カルヴァン神学校に通う牧師と親しくなったり、ホープカレッジに通う学生の信仰の証しを伺ったりできました。ここでも豊かな持ち寄りのお食事会とお茶会が開かれましたが(毎週行われているようです)、さすがにお昼に豊かなビュッフェをいただいたばかりでしたので、みな飲み物だけで失礼させていただきました。また、ずっとお会いしたかった東京神学大学で長きにわたりご指導を続けてこられたヘッセリンク宣教師とその奥様にお会いすることができました。水曜日にまたゆっくりお会いできるそうで、今から楽しみです。

最後は15分ほど移動して、18時からのハーレムリフォームド教会の夕礼拝。夕礼拝だというのに、私たちを含め30名ほどが出席されていました。祈りの課題の中で、牧師夫人が「日本の教会の必要は何かしら?」とわざわざ問うてくださり、日本のためにも祈りがささげられました。また派遣の祈りの際も、私たちをぐるっと囲み、私たちの背中にみんなが手を置き、一人ひとりが篤い祈りをささげてくださいました。手からもその温かさが伝わってきて、少しうるっときてしまいました。こんなにも地球の裏側で、私たちを覚え、私たちのために祈ってくださる方々がおられるのかと知り、本当に胸が熱くなりました。

最後の礼拝で驚くべき再会が。偶然にもその教会は、キスト岡崎宣教師ご夫妻の神学校時代の同級生が通われている教会だったのです。約25年ぶりの再会が果たされました。突然の来訪にもかかわらず、再会を喜び、ご自宅へ夕飯にお招きくださり、心身共に豊かなひと時を過ごすことができました。神学校時代の宣教師ご夫妻の裏話などもたくさん伺え、とても楽しいひと時でした。

明日はこちらの祝日を利用してのシカゴ観光です!明日も早いです&いよいよ長距離運転を任されそうです。体調を整えて臨みたいと思います。

熱烈歓迎!

熱烈歓迎!

カルバリーリフォームド教会 3本の十字架

カルバリーリフォームド教会
3本の十字架

牧師宅ビュッフェ

牧師宅ビュッフェ

牧師宅犬マイヤー

牧師宅犬マイヤー

地下には卓球場まで!

地下には卓球場まで!

ウェスタン神学校日本語礼拝 ホープカレッジ学生による証し

ウェスタン神学校日本語礼拝
ホープカレッジ学生による証し

ウェスタン持ち寄り食事会

ウェスタン持ち寄り食事会

ハーレムリフォームド教会

ハーレムリフォームド教会

延々と続く、教会裏にあるハーレムリフォームド教会員の畑

延々と続く、教会裏にあるハーレムリフォームド教会員の畑

 

 

牧師のアメリカ滞在記②

二日目は今回ツアーをご案内くださるキスト岡崎宣教師ご夫妻が、参加者の体調や時差ボケを考慮してくださり、ゆったりとした日程で進みました。

朝はゆっくりの出発。最初は滞在先すぐそばの市民会館を会場に行われているファーマーズ・マーケットという、いわゆる農業市のようなものの見学を行いました。バルーンアートがあったり、ギターやバイオリン弾いている人がいたりで、とてもにぎわっていました。教会フェスタ(バザー)の参考にもなりそうです!

そこから歩いてミシガン州のダウンタウンへ。街のすぐ近くにあるホープカレッジという神学校を、街全体が応援しているという印象を受けました。カレッジの在校生たちは、IDを示せば学割で様々な商品を購入することができます。また、秋から新学年が始まることもあり、各お店では「ようこそホープへ」の看板が至るところに置かれていました。神学校が作ったフェアトレードのお店なども見学してまいりました。とてもすてきな街でした。

ダウンタウンでバイキング形式のおいしい昼食をいただいた後、救世軍や種々の教会が運営している古着屋さんをいくつか訪ねました。ミシガンには同じような古着屋さんが4つあるそうです。売り上げはDV被害者等を支援するシェルターの運営費や、世界宣教の働きために用いられているそうです。そこで働く方々はみなボランティアのクリスチャン。無償で働いています。

クリスチャンセンター(キリスト教関連グッズのショップ)へ立ち寄り、お土産を買い、いったんホテルへ戻って休憩。

夕方宣教師宅へ移って、BBQ。準備が整うまでバスケットに興じました。ハンバーグを焼き、野菜を挟み、おいしいハンバーガーをいただきました。

ミシガンの日没は遅く、20時を過ぎてもまだ明るいです。夕食後、車で5分のところにあるマカタワ湖へ行き、夕陽を堪能しました。マカタワとはインディアンの言葉で「黒い」という意味だそうです。マカタワ湖はミシガン湖へ流れ込んでいます。湖畔には大きな公園があり、大型遊具も揃い、野外劇場もあり、多くの家族連れでにぎわっていました。21時近いというのに。釣りをしたり、家族で日没を楽しんだり、散歩したり、キックベースをしたり…。何だかとても良い光景でした。いろいろな意味で心が和みました。

さ、明日はいよいよ滞在して最初の日曜日!1日で3つの教会の礼拝に出席する予定です。結構ハードです。体調を整えて臨みたいと思います。

農業市の様子

農業市の様子

ダウンタウンの街並み

ダウンタウンの街並み

救世軍の古着屋

救世軍の古着屋

宣教師宅のBBQ

宣教師宅のBBQ

マカタワ湖からの夕陽

マカタワ湖からの夕陽

牧師のアメリカ滞在記①

きっかけは5月に教会の伝道集会、修養会へお招きしたキスト岡崎宣教師ご夫妻にありました。

青森滞在中、青森松原教会の歴史を話しているうちに、123年前の教会設立に携わったMissリラ・ウィン宣教師を派遣してくださった宣教母体が、キスト岡崎宣教師ご夫妻と同じ、すなわち先生ご夫妻はウィン宣教師の大後輩であることがわかりました。そしてさらには3-4年に一度開催しているアメリカの教会や神学校、宣教本部を訪問するミッションツアーを今夏に計画しておられるとのこと。

「あなたこそ、行くべきよ!」

さゆ里宣教師の強い言葉に背中を押され、さらに神の不思議な導きにより、ちょうど年度はじめに予定していた牧師夏期休暇ともぴったり重なる日程でもあり、即決いたしました!(長老会からは事後承諾を得ました)

教会のルーツを探る旅であり、青森松原教会の牧師である私こそ行く意味があると思いました。多くの学びと多くの出会いを携えて、教会へ戻りたいと思います。

1日目はほぼ移動です。シカゴでの乗り換えの時間が短く、結構焦りました。機内食からすでにアメリカン。ボリュームにやられてつつ、先々のバランスを考えて残したりしながら(神様ごめんなさい)、何とか無事にアメリカへ到着しました!

明日からも少しずつ滞在記を記してまいりたいと思います。

令状の汚点

 夢と希望が与えられると評判の「赤毛のアン」を原点とした朝ドラを糸口にした話は、神様から到底満足点近いお許しを得られぬことを先ずお詫び致し、薄まった記憶を呼び起こして作る事を最初にお断り申し上げます。

それは、目下放映中の朝ドラの宣伝を聞いていた3月頃の事です。
あら筋の紹介中、主人公の友人が再婚する男性の説明で「彼は九州炭鉱王であり『平民』である」という文言です。何回かこの話を聞く中に70余年前の自分を思い出しました。

私みたいな普通の人間がお上(かみ)から令状を頂くとしたら免許状しかない筈と考え、その免許状を頂いてワクワクしながら見詰めていたら、文面の最後の行に『平民』の二文字をみつけたのです。その瞬間の驚きと悲哀と屈辱感!!
武士が巾をきかしていた時代の言葉が、明治、大正を経て昭和の今日まで生きて居たのかと呆れ果ててしまい、全く喜びの令状に汚点を一つ落とされたような失望感です。
幸いにも私はその事に何日も拘ることなく、いつの間にか自然消滅させてしまいました。

今回、はからずもドラマの紹介途上で頭の中に蘇りました。
が、長く留まることなく平穏の心境に還れたのは感謝の至りです。

仕事の関係で大半の生活を教会のない田舎の村で過ごしてきましたが、折にふれて「神様は私を見守っていらっしゃる。」と数限りなく思わせられて参りました。本当に有難いことでした。

「時代は移り変わるもの」をキーワードとして生きてきた私は「平民」という言葉を乗り越えたつもりでも、世の中は事実が織りなす差別の現実に満ち溢れて居ります。
体力、知力、意欲、何も彼も衰えた私には、大声を出すことは控えますけど、神様のお導きを頂きながら人間同士手をつなぎ合って人権を守る防波堤を強めたいと考えて居ます。

(KN)

「光と闇」

8月17日(日)の礼拝説教から促されました。

「あなたの中にある光が消えていないか調べなさい。」(ルカによる福音書11章35節)

私の中に光がある!人に与えられている光。尊い光。自らが得たものではない。しかし、私の光。これが消えたら闇となる。私はどこに向かうのか。どこに行くのか。絶えず感謝して調べたい。消えかかっているなら、増して頂かなくてはならない(そのために、礼拝に行く、聖書を学び祈り合う会に行く)。

「暗くなってゆく灯心を消すことのない主」(イザヤ書42章3節)

光よ、主よ、来てください。

(K)

教会ってどんなところ?

台風の被害に遭われた地域のみなさまに、神さまのお支えがありますように。

8日(金)9日(土)の二日間、教会に宿泊し、サマーキャンプが行われました。

一日目は、私たちをいつも守ってくださる神さま、「聖霊」のお話を聴きました。「聖霊」のシンボルは「風」です。そこで、うちわを作って風を感じてみました。白無地のうちわに自由に絵を描きました。

二日目は、みんなで教会ってどんなところ?みんなが思う教会ってどんなこと?とみんなで考えてみました。いろいろな意見が出ました。神さまがいるところ、お祈りをするところ、教会って広い、十字架がある、気持ちが落ち着く、遊んだりするところ、悪魔の心を追い出すところ、みんなと仲良くするところ、他の人と良い関係を作るところ・・・、子どもたちは教会のことをそれぞれに捉えているのです。神さまのお働きを感じずにはいられません!お話のあと、ダンボールで教会を作って、小石に自分の顔を描いて、教会の中に並べてみました。教会に繋がる一人一人であることを感じ取ってくれたでしょうか!?

今年のキャンプは一日目雨のため、プログラム内容が変更になりましたが、水族館見学、バーベキュー、スコップ三味線の世界大会チャンピオンによる演奏会、花火大会など盛りだくさんの内容で、子どもも大人も楽しく過ごしました。

教会内外の多くの方にご協力いただきました。ありがとうございます。そして、サマーキャンプを守ってくださった神まさに感謝します。

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