説教題「わたしを憐れんでください」 説教者 半澤 洋一 牧師
聖書 イザヤ書35章1-10節 ルカによる福音書18章35-43節
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説教題「わたしを憐れんでください」 説教者 半澤 洋一 牧師
聖書 イザヤ書35章1-10節 ルカによる福音書18章35-43節
最近テレビのチャンネルをまわすとSDGsという言葉がよく出てきます。でも、断片的なのでネットで調べてみました。SDGsの発音は「エス・ディー・ジーズ」で、”Sustainable Development Goals”(持続可能な開発目標)の略称だそうです。17のゴール(目標)とさらに詳細な169のターゲットがあるそうです。以下に列挙してみます。
【17のゴール(目標)】 (ゴール1)貧困をなくそう (ゴール2)飢餓をゼロに (ゴール3)すべての人に健康と福祉を (ゴール4)質の高い教育をみんに (ゴール5)ジェンダー平等を実現しよう (ゴール6)安全な水とトイレを世界中に (ゴール7)エネルギーをみんなに そしてクリーンに (ゴール8)働き甲斐も経済成長も (ゴール9)産業と技術革新の基盤をつくろう (ゴール10)人や国の不平等をなくそう (ゴール11)住み続けられるまちづくりを (ゴール12)つくる責任、つかう責任 (ゴール13)気候変動に具体的な対策を (ゴール14)海の豊かさを守ろう (ゴール15)陸の豊かさを守ろう (ゴール16)平和と公正をすべての人に (ゴール17)パートナーシップで目標を達成しよう
【背景】2000年に国連サミットで採択された「MDGs(ミレニアム開発目標)」が2015年に達成期限を迎えた契機に、MDGsに代わる世界目標として、2030年を達成期限としたSDGsが2015年に採択されました。MDGsは途上国支援中心に、内容は先進国が決めていて実情にあわなかったり、途上国からの反発や地域的な偏りが指摘を受け、SDGsは先進国と途上国が一丸となって達成すべき目標で構成されており、その普遍的な目標として「誰も置き去りにしない」ことを目指しています。
【日本の評価】2018年7月に発表されたSDGs達成ランキングにおいて全156か国中、日本は15位で、達成と評価されたのはゴール4のみ。特にゴール5,12,13,14,17の五つについては4段階評価で日本は最低の達成度だそうです。
【個人でできるSDGs】というわけで、個人や自宅で簡単にできるSDGsは何かな?と調べてみたら、たくさんあって書ききれないので一部紹介します。かっこ内は関連するゴールです。
・レジ袋やプラスチック製品を使わない(ゴール14) ・食べ残し、使い残しをしない(ゴール2,12,13,14,15) ・節水(ゴール6,7,13) ・節電(ゴール7,13) ・環境に配慮した製品を購入する(ゴール12) ・海や川や野山に行ったらごみは持ち帰る(ゴール14,15) ・ペットを捨てない(ゴール14,15) ・フードバンクや子供食堂に寄付する(ゴール1)
【最近始めたこと】生ごみ受けの袋をポリ袋などのプラスチックでなく、新聞紙やチラシで折ってつくる紙袋を使うことをテレビで紹介していたので最近はじめました。紙袋に入れたまま放置すると水分も減らしてくれるので使い勝手よいです。
以上、すでにみなさんは知っているかもしれませんが、紹介してみました。(ペンネーム:すぬこ)こと(S.K)
説教題 「受難の予告」 説教者 半澤 洋一 牧師
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説教題「神にはできる」 説教者 半澤 洋一 牧師
聖書 詩編52編1-11節 ルカによる福音書18章24-30節
今回は、14ある「バリデーションのテクニック」から「センタリング(精神統一・集中)」についてお伝えしたいと思います。
介護者は精神の集中を行うため、自分自身の呼吸に焦点を合わせ、できる限り「怒り」や「イライラ」を体の中から追い出します。自分自身の「怒り」や「イライラ」から解放されることによって、コミュニケーションをとろうとする相手の気持ちを心から感じ取ることができます。共感と同意をもって聴くことができるようになるためには、自身の感情を完全に解き放つことが大切です。ですから、すべてのバリデーションのセッションは、このセンタリングのテクニックから始まります。センタリングは、約3分間で行います。
次回は、「事実に基づいた言葉を使う」についてお伝えします。(Y.K.)
説教題「あなたに欠けているもの」 説教者 半澤 洋一 牧師
聖書 詩編40章1-12節 ルカによる福音書18章18-23節
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聖書 ハバクク書3章8-19節 マタイによる福音書28章1-20節
説教題「われらも十字架を負うて主イエスに従い」 説教者 半澤 洋一 牧師
聖書 詩編22編7-22節 マルコによる福音書15章21-32節
ある日、一通の手紙が届いた。届いた時、とても戸惑った。
たどたどしい字で群馬県高崎市の住所、名前はソ○ターニー・ゴ○ーム・レ○ーとあった。住所にも外国名の差出人にも全く覚えがなかった。
手紙を前にし、“ハッピーをもたらす手紙?それともアンハピー?”と思案しながら、ハッと思い出したことがあった。
その手紙が届く前、千葉のカトリック教会員である友だちから、手紙と資料を添えて一人のイラン人を支援するための募金依頼があった、それに応答したことを。封を開けたら、やはりそのイラン人からのお礼の手紙だった。
友だちによると、その方ゴ○ームさんは難民(日本政府は認定していないが)としての不法滞在者で仮放免になっているのだが、生活に困り支援が必要だという。
不法滞在者の管轄は法務省出入国管理庁で、不法滞在者は茨城県牛久市と長崎県大村市にある出入国管理センターか、国内に数カ所ある収容施設に入れられる。
千葉の友だちの教会の神父さまは87歳のアイルランド人で、一ヶ月に一度、定期的に牛久の出入国管理センターに通い、収容されている方たちの話しを聴き、支援物質を届けることをされている。友だちも時々一緒にお伴しているよう。
不法滞在者には様々な背景があるが、難民であろうと、すでに家族もあり何十年と日本に暮らし続けている人であろうと、法に則った滞在許可のない者は摘発の対象となる。日本政府の方針は一日も早く送還したい。そのためにセンター・施設での待遇が悪ければ、帰る気になるだろうという理由もあり、ひどい待遇、暴力行為が行われているという報道もある。
イランの正式名称は「イラン・イスラム共和国」で、国民のほとんどはイスラム教だが、ゴ○ームさんは、カトリック信者。本国で反政府運動に加わっていたということで、身に危険が及び逃れてきたそうだ。帰国すれば殺される。難民認定がされない場合、センター・施設に収容されるか、施設に入らない仮放免となる。仮放免となっても仕事につくことは禁止、居住県外への外出禁止の制約があり、破るとまた収容される。収容されても、仮放免でも日々の暮らしは厳し過ぎる現実。
今年、3月9日のNHK BS・世界のドキュメントで、『ナスリン 闘う女性弁護士』が放映された。ゴ○ームさんの国イランで、人権活動家で弁護士をしているナスリンさんという女性。度々投獄され、現在の刑は禁錮38年、鞭打ち148回。国内はもとより米国、ヨーロッパでナスリンさん救済の抗議デモや集会をしていることも伝えられた。
キリスト教会では、今年は2月17日〜4月3日まで受難節で、翌日4日が復活日。イエスさまが磔刑にされ息を引き取られるまでの日々を思い、3日目に復活されたことを祝う時。
私たちが知らないだけで、世界には闇が深い国で、イエスさまのお苦しみ、鞭打たれ、罵られ、命を奪われる出来事を体験されている人々が、イランだけではなく、いっぱいいることを知らされる。そのような中で、自分にできる小さなことをしていきたいと願っている。(S.K.)