青森松原教会ホームページ

青森松原教会は132年の歴史を持つ、キリスト教の教会です。

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2014年

教会の新年度の取り組み

新しい年度の歩みが始まりました。企業でも、学校でも、施設でも、様々な新しい取り組みがなされていることでしょう。教会もまた同じです。青森松原教会も2014年度に様々な取り組みを計画しています!

【子どもの教会(CS)】

・中学科の新設  ・アメリカ人講師によるバイブルクラスの開講(中学科、毎月第二日曜日)  ・絵本の読み聞かせ講習会の実施(6月と11月)  ・「まいまい&みーさ」によるクリスマス(女優とメジャーデビューしたゴスペルシンガー。12月13日)  ・スコップ三味線世界チャンピオンによるコンサート(8月8日、教会宿泊キャンプにて)  ほか

【伝道集会、その他】

・キスト岡崎さゆ里宣教師ご夫妻による伝道集会&教会修養会(5月10日、11日)  ・歯科医師による食育講習(6月22日)  ・オペラ歌手によるチャペルコンサート(三上伸和氏・三上千加枝氏。11月16日)  ・チラシ配布範囲の拡大(教会の前身である「旧・長島幼稚園」近隣に)  ほか

新しい取り組みに合わせて昨年同様、森のイスキア主宰の佐藤初女氏をお招きした集会(11月9日)や、ハレルヤコーラスなどの音楽に溢れたイヴ聖夜礼拝(12月24日)など、様々な計画が目白押しです。どうぞこの機会に、教会をお訪ねください。教会員一同、皆様の来訪を心よりお待ちしております。

画像は昨年、佐藤初女氏をお招きした際のチラシです。

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間もなく1年・・・

青森松原教会のホームページを開設して、今月末で1年を迎えようとしております。まだまだ生まれたばかりの赤ちゃんです。けれども、少しずつその効果が出始めているように感じます。

昨年度、ホームページの開設に合わせて、教会に初めて来てくださった方にご記入いただくカード(新来者カード)も新調いたしました。青森松原教会を知ったきっかけの欄を詳しくしたり、住所記入欄などはあえて一番下に配置し、催しものの案内等を希望する方だけにご記入いただく形に変更しました。これまでは住所記入欄が一番上にあり、記入「しなければならない」ような雰囲気がありました。新来者の中には訝しがり、「住所を何に使うのか」とか「自宅まで訪ねて来て何か売られるのではないか」などと心配される方もいらっしゃっいました。教会に一歩足を踏み入れるというのは、もの凄く勇気がいる行動だと思うのです。そのご不安を少しでも軽減したい、そのような想いで修正いたしました。

3月に入り、二週続けて「教会ホームページやSNSによって、教会を知った」という2-30代の新来者が与えられました。開設から1年が経ち、教会のホームページやフェイスブックがようやく少しずつ認知され始めているように感じています。新しい年度、ますます教会のインターネットを用いた伝道が前進しますよう祈ります。

これまでは牧師一人が教会ホームページの管理、更新を行ってまいりました。1年が経過いたしましたので、更新の一部を教会の伝道部に委託しました。これまでより、トップページと説教題の更新が早くなっているのをお気づきでしょうか?だいたい日曜日のうちに、翌週のものに入れ替わっています。本当の意味で「教会の」ホームページとして歩み出したように思います。これから少しずつ役割を移行してまいりたいと思います。

画像は昨年度新調した教会の新来者カードです。

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教会における葬儀の実際

教会ホームページブログの更新が約1ヶ月滞ってしまいました。ご心配された方もいらっしゃるかもしれません。申し訳ありませんでした。その間教会にいらっしゃっていた方や、フェイスブックをご覧の方はご存知かと思いますが、私共の教会では3月に入り、立て続けに2週間で3度の葬儀が執り行われました(牧会責任を負う姉妹教会葬儀1件含む)。1月末から数えると、わずか2ヶ月の間に5度です。さすがに東京の大教会(現住陪餐会員300名超、礼拝平均出席150名超)にいた時も、これほどの高い頻度の葬儀は経験したことがありませんでした。異常事態です。

クリスチャンでない友人、知人から、「葬儀になると何でブログが滞るの?」とか、「葬儀って何しているの?」と質問を受けることがしばしばあります。確かにわからない事が多いかもしれません。「お坊さんが決まったお経上げるようなものじゃないの?どこが大変なの?」と聞かれたこともありました。良い機会でありますので、教会における葬儀の実際を、少し長くなりますが記したいと思います。

牧師にもよると思いますが、教会ではだいたい1件の葬儀にあたり、牧師の働きは4-5日程度滞るのではないかと思っています。通常の働き(日曜の説教や、水曜の祈祷会奨励、その他事務作業などのルーティンワーク)は一切減らず、単純に足し算で、駆けつけ(病院やご自宅)、召天立ち会い(間に合えば)、葬りの祈り、納棺式、遺族・業者打ち合わせ、役員会への連絡、出棺式、火葬前式、前夜式、葬儀・告別式、各式次第(プログラム)印刷(←青森ではキリスト教系の葬儀社がないため、プログラムの印刷やその準備も教会が行います)、各奉仕者への依頼などが加わります。

私は加えて、より良い葬儀説教になればとの願いから、極力ご遺族との時間を式までの毎日取るように心がけています(ご遺族の負担にならない範囲で、葬儀社のドライアイス交換の時間などに合わせ。慰めと導きを求める祈りをささげ、短時間家族へインタビュー)。また、数百頁の『教会百年史』や教会機関紙のバックナンバー189号(1部8-12頁)のすべてを読み返し、召天者や家族に関する記述をチェックします(こういう時に、未熟ながらも過去に学んだフォーカスリーディングの技術が役立ちます)。また、告別式直前の火葬中の斎場における待ち時間のご親族等との会話も、私は大切だと思っています。そこでしか伺えない思い出話があります。召天者の御生涯がより立体的に彩られるため、私はいつも火葬後に葬儀説教の手直しを行っています。

教会における葬儀で大切なことは二つだと思っています。第一は何よりご遺族、近親者の慰めと平安を心を込めて祈ること、第二に、この葬儀によって、召天者の生涯を通して主なる神の栄光が証しされることです。葬儀説教では、召天者の生前残されたお言葉(記事や思い出から)や近親者の思い出、召天者の愛された聖書の言葉や讃美歌などによって、その御生涯を丁寧に振り返ります。なので、どれ一つとして同じ葬儀説教はありません。約30分のオリジナルストーリーです。それを準備するのに、毎回たくさんの時間が必要となります。

昨日教会で行われた教会信交会では「小児洗礼からお墓まで」と題して、キリスト者の生涯や葬儀、お墓について協議しました。その中で、「教会で葬儀を行うと教会員や牧師に迷惑をかけるのではないか?」との意見が出されました。迷惑をかけないようにホールを借りて行おうと考えているというのです。確かに上記の通り、葬儀は教会にとって大変な営みであることは確かです。上記以外にも数多くの教会員の奉仕(会場設営、事前清掃、受付、案内、駐車場係、下足番、音響、空調ほか)も必要となります。けれども、それが「迷惑」だとは誰も考えないはずです。ご遺族の慰めと平安を祈りつつ、主なる神の栄光が証しされることを、むしろ「喜びつつ」ご奉仕されていると思います。教会への負担を心配されるご遺族にもいつもお伝えするのですが、なぜならそれは教会が「神の家族」だからです。「家族の」葬りのために、みな一所懸命心を込めて執り行うのです。だから私は「教会で」キリスト者やその関係者の葬儀を執り行うことに意味があるのだと考えます。

2013年度に計7件の葬儀が私共の教会で執り行われました。ご遺族や参列者の多くから「こんな葬儀初めてだ」、「キリスト教の御葬儀って温かいのね」、「教会で葬儀をしてもらって良かった」とのお言葉をいただきました。そして、その中から何人もの方が、召天者の愛された青森松原教会の礼拝へ事あるごとに御出席くださるようになりました。中には毎週ご出席くださっている方もいらっしゃいます。大きな悲しみの出来事が、大きな慰めと喜びへと転換する。私はそれがキリスト教の葬儀ではないかと思うのです。

悲しみの中にあるお一人お一人を覚えて、これからも日々祈り続けてまいりたいと思います。

シンガーソングランナー杉浦貴之さん

昨日の礼拝説教の中で、先週伺ったシンガーソングランナー杉浦貴之さんのトーク&ライブについて話をしました。28歳の時に非常に珍しい(当時の症例は全国でわずか20)進行性の早い難しい腎臓がんを患い、「早くて半年、2年後の生存率0%」との宣告を受けた杉浦さん。しかし、彼はご家族のお支えや「自分を信じ抜く力」によって病気に打ち勝ち、宣告から15年経った今、全国の講演・ライブ活動や雑誌の発行等を通し、多くの方に生きる力を与えていらっしゃいます。仲間たちとホノルルマラソンも完走するほどお元気でパワフルです!涙と笑いに包まれたトーク&ライブでした。

彼のお話や歌を聴きながら、私はキリスト者としての視点を通して、彼に起きた奇跡の出来事について考えていました。「生きると決めた時に変わった」、「自分を信じ抜く力」、「人間の可能性を信じる力」・・・。彼の語るその「力」の正体は、私たちキリスト者にとっての「信仰」なのではないかと思いました。生理学においても、医学においても、どれほど研究が進められようとも人間のすべては解明されていません。脳の働きにおいては、実に9割以上がわからない部分とも言われています。人間の中に眠っている力、それは私たちを作られた神が与えてくださったものに違いないのではないでしょうか。自分の力を信じる、人間の可能性を信じる、その信じ抜く信仰とは、同時に、神によって与えられている命を信じる、主が共にいてくださる力を信じる信仰へとつながると思うのです。

聖書の箇所は、ちょうど主イエスの弟子たちによる、「癒やしの奇跡」の場面でした。信じられないような奇跡の御業は、聖書の世界だけの話ではなく、絵空事でもなく、「信じ抜く」信仰によって今を生きる私たち一人ひとりにも与えられるのです。

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教会修養会

2月23日(日)の午後に、教会修養会を行いました。テーマは「教会修養会、教会信交会の今後のあり方について」です。教会では毎年1回「教会修養会」を、2回「教会信交会」を行っています。それぞれに意図がある訳ですが、長年同じ行事を続けていくと、得てして「マンネリ化」したり、「毎年やっていることだから・・・」と、やっつけ仕事になってしまう事があります。高い志を持って始められた喜びの行事も、毎年やらなければならない「義務」となってしまう事もあります。皆、疲れを覚え、年々参加者が減少する傾向にありました。

今一度、教会修養会や教会信交会の意味を捉え直し、新たな歩みを始めたいとの想いで今回のテーマを決めました。30名近い参加者と共に、良い意見交換を行う事ができました。私にとって新しい発見だったのは、教会員になったばかりの方にとっては、それらの行事をどこが所管しているのか、あるいは修養会と信交会の違いが何であるかもわからないという点でありました。教会として、新しい教会員や求道者に対するもっと丁寧な説明の必要性を感じました。

いつも修養会や信交会の熱い語り合いの中から、教会の新しい動きが生まれます。前回の信交会によって、礼拝後の「お茶の会」や「案内係の新設」が始まりました。今回の修養会によって、信交会(信仰の交わり)の一環として、月一程度でお茶の会の場で共に好きな讃美歌を分かち合う時を持とう!という事が決まりました。早速次回のお茶の会から始めます。

「 教 会 は 生 き て い る 」

そう感じた日曜の午後でした。

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青森が本気出した?

二週続けて、関東甲信越地方での大雪がニュースとなっています。先週などは、東京の積雪量の方が、青森より多かったほどでした。今年の冬は全国的におかしな天候が続いているように思います。秋頃の予報では、今年の冬は青森も低温・多雪とされていました。けれども実際は、ほとんど降っていません。2月に入っても「雨」の日があったり、月の半分ぐらいは雪が降らなかったり・・・。青森としては考えにくい日々が続いています。雪片付けせずに済み、助かっているのですが・・・(^^;)。

2月16日(日)の朝、起きて愕然としました。前日、関東地方に大雪をもたらした雪雲が青森を通過。一晩で膝上まで積もっていました。こういう日曜日の緊急時のために、教会では契約している有料除雪業者があります。けれども、いくら電話をかけてもつながらず・・・(-_-;)。おそらく別の現場に呼ばれてしまったのでしょう。
教会の除雪機を動かそうにも、除雪機前に置かれている車が積雪により動かせない状況。もう礼拝の時間も迫っている。あれこれ考えている時間もないので、人力で重い濡れ雪を除雪。重い濡れ雪はスノーダンプでびくともせず。スコップで掘り上げるしかありませんでした。1時間ほどして車が動かせるようになったので、車を動かし、除雪機を始動。1時間ほど、とりあえず駐車場へ入る車の通り道だけ作りました。あとは駐車する方々にそれぞれやっていただくしかない。何も礼拝がある日曜の朝に降らなくてもいいのに・・・。反動か、昨日・今日はほとんど雪が降らず。

昨年はこのような日が3度、4度ありました。こんなに湿って重くはありませんでしたが。インターネットの書き込みを見ると、「いよいよ青森も本気を出した」、「これを『THE・アオモリ』と呼ぶ」とも記されていました。青森ではよくある光景かとも思いましたが、やはり今回は少し異常だったようです。翌朝の新聞に「ドカ雪、住民・交通混乱」の字が躍っていました(十和田・三戸を中心の記事となっていますが、青森市内もやはり異常だったようです)。

山梨を中心に、今も大雪のため孤立され、不安と困難の中を過ごされている方もいらっしゃいます。一日も早く日常が戻りますよう、祈ります。

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じわりじわり・・・

何だか不思議なご縁で、2月はキリスト教系の雑誌等に寄稿させていただく機会が多かったです。以前のブログに『信徒の友』2月号の特集に、青森松原教会のインターネットを用いた伝道の様子が掲載されたと記しました。同じ教団出版局が発行している「こころの友」という伝道用の新聞の同じ2月号にも、牧師の伝道メッセージ(短い説教)が掲載されました。

じわりじわりと反響が教会に寄せられています。いくつかの教会からは、『信徒の友』の特集を読み、ホームページの作成やフェイスブックの活用についての問い合わせがあり、うち1つの教会は実際に委員会を立ち上げて次年度の開設に向けて準備を始められたようです。つたない働きが、少しでもお役に立てることを嬉しく思います。

「こころの友」は教会以外でも関係施設やいろいろなところに配られているようで、クリスチャンでない友人などからも「載っていたね!頑張っていますね。嬉しいです。」と、いくつもメッセージが寄せられました。また今朝はとても嬉しいお電話をいただきました。山口県在住の方から、「こころの友」のメッセージを読み、今まさに自分に必要なメッセージだった、どうしても一言御礼が言いたくて・・・と、教会にお電話をいただきました。教会にまでわざわざお電話くださる勇気って、相当だと思うのです。

誰か一人にでも必要な御言葉が届けられたということは、牧師にとって何よりの喜びです。これからも主の福音の前進のために、教会が一つとなり共に力を合わせ働き続けてまいりたいと思います。画像は「こころの友」に掲載された教会正面の写真です。

教会正面

教区教育担当者会(日本基督教団教育委員会)

1月27日(月)~28日(火)の日程で、東京で行われました教団教育委員会主催の「教区教育担当者会」に、奥羽教区の教育委員を代表して出席してまいりました。2年に一度開催され、各教区の教育担当者が一同に会し、それぞれの課題や取り組みなどを分かち合います。

各教区における「教育」の取り組みと一言に言っても、その働きは実に多様です。教会学校、子どもの教会といったCSの働きもあれば、青年会やユースといった青年世代の働き、キリスト教主義学校とのかかわり、教会付属のキリスト教乳幼児施設、信徒教育のための講座(音楽や講演会)など、数え上げたらキリがありません。

そして、今回参加して改めて感じたことは、「都市部」と「地方」における課題の違いです。都市部では、キリスト教主義学校とのかかわりなどから、放っておいてもある程度の子どもは集まる。そしてその子どもたちをどう洗礼へと導くかということが課題のようでした。けれども過疎化の進む地方の教会においては、CSを閉鎖する教会が相次いでいるのです。どうやったら教会に子どもや青年が集うのか、頭を抱えています。

課題は異なれど、共に一つ所に集まり、課題について祈り合い、共有し合うことを通して、大変有意義なひとときを過ごすことができました。嬉しい再会や、素晴らしい新しい出会いも与えられました。教区や教会に持ち帰って、新たな力へと転換してまいりたいと思います!主の御導きを感謝。

画像は、二日目見学地、某キリスト教主義小学校の礼拝堂です。

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教会の1月の歩み

新しい年が始まり、早くも1月が過ぎようとしています。1月は書き初めをしたり、新年の抱負を語ったり、思いを新たに歩み始める時でもあります。

この1月、新たな試みも含め、教会では多くの「合同」行事が行われました。15日(水):姉妹教会3教会による新年合同祈祷会、19日(日):教派を超えた7教会合同による青森市キリスト教協議会(ACC)一致祈祷会、26日(日):姉妹教会である青森戸山教会との講壇交換。

姉妹教会だけの交わりが深まるばかりでなく、教団や教派を超えた多くの方が一つ所に集い、一つの礼拝、一つの祈りを献げるひとときとなりました。様々な違いがあります。一つになれない現状もあります。聖書の訳も違えば、讃美歌(聖歌)も違う、主の祈りも違う。けれども、私たちは主イエス・キリストの十字架と復活で一つになれるのだという御言葉が与えられました。

この真中に十字架と復活の主がいてくださったことを感謝いたします。青森の、奥羽の地における教会が、違いを乗り越え、現実を乗り越え、十字架と復活の主によって一つとされますように祈ります。

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掲載されました!

キリスト教界でもっとも読まれている雑誌『信徒の友』2月号に、青森松原教会のネットを用いた伝道への取り組みが掲載されました。本日出版社から届きました。

もう一つ嬉しかったことは、同じ特集の中で、すぐお隣の教会もまた取り上げられていた点でありました。「青森頑張っているなぁ!」と、とても嬉しくなりました。

これからも互いに情報交換しながら、青森の地における伝道の働きを盛り上げてまいりたいと思います。

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