受洗した時に頂いたお祈りの本からヘンリ・ナウエンの祈りを紹介します。
祈ることをやめません
愛する主よ、心がひどく動揺し、騒いでいても、そこには慰められる想いもあります。たぶんあなたは、私が感じたり、味わったり、理解もできない仕方で、私の内で働いておられるのでしょう。あなたに集中できず、心が落ち着かず、乱れています。あなたがここにおられず、見捨てられたように感じています。
でも信仰によって、あなたにすがりつきます。あなたの聖霊は私の想いや心よりさらに深く、さらに奥まで達しておられ、またその働きの初めは、気づかないくらい密やかであると信じます。
ですから主よ、諦めもしません。祈ることも止めないと約束します。たとえ、すべてが無駄で、無意味で、時間と労力の浪費かのように見えても。あなたの愛を感じられないときも、あなたを愛していること、そして絶望感に襲われがちでも、あなたに希望を置いていることを知ってください。
こうしたことが、私よりはるかに深く苦しんでいる世界の幾百万の人々と連帯する経験となり、私にとって、あなたと共なる、またあなたのための、小さな死でありますように。
(ヘンリ・ナウエンの祈りより) (すぬこ こと S.K.)