昨年、青森松原教会へ赴任して来てから、幾度となく痛感させられてきた事があります。それは、教会の「発信力の弱さ」でありました。通りから少し奥まっているのも関係しているのか、もう松原の地に移ってから27年目を迎えているというのに、教会が地域に認識されていないのです。赴任前のお見合い説教の際、青森駅からタクシーで「青森松原教会まで」と言っても、通じないのです。両親が私の就任式に訪れた際、新青森駅からタクシーに乗っても、やはり同様に通じませんでした。
前身の「青森長島教会(付属の長島幼稚園)」は、今も多くの方が知っているのに、もう移転から30年になろうとしているのに、多くの方が「青森松原教会」を知らない…。由々しき事態です。
赴任一年目で慌ただしく日々を過ごす中にも関わらず、私は極力時間を割き、町会の行事(公園の掃除、子どもねぶたの委員会、新年懇談会等)にも参加し、顔を広げ、教会の周知に努めてまいりました。けれども、移転以来毎年行い、周辺へ2,000枚以上チラシをポスティングしている行事ですら、お伝えするたびに「初めてやるの?」、「教会はどこにあるの?」と聞かれる始末。教会員の話では、友達にチラシを配り、行事に参加しようと近くまで来てくれたのだけれども、場所がわからず帰ってしまった人までいるとか…↓
昨年、種々の工事やその見積もり等で知り合った30を超える業者と会う度に、教会の事を伺いましたが、「大変申し上げにくいのですが、毎日のように、目の前の通り(松原通り)を車で往来していましたが、教会があるとは存じませんでした」と、ほぼすべての業者から同様の回答が返ってまいりました。
私たち教会の人間から言わせれば、大きな十字架が立ち、そびえ立つ塔からは、朝・昼・晩とカリヨン(鐘)の音が鳴り響き、「THE 教会」そのものなのですが、あまりに十字架や塔の位置が高すぎて、通行人も見ず、また車社会である青森においては、車目線のものしか人々には目に入らないようなのです。
これが教会の現状です。発信力があまりにも弱すぎる。
そこで、一年かけて準備をし、教会のホームページを開設し、Facebookを始めました。
また、ネットの世界だけでなく、現実世界にも強く存在を訴えるために、松原通りに面した教会の植え込みに、4mを超える大きな案内看板を設置する事に決めました!そしていよいよ今日、念願の看板設置に至りました!!!電気工事が明日行われるので、明日の工事が終われば、夜もLEDのライトで照らされます。
これで、もう誰にも「青森松原教会を知らない」とは言わせません!!
(看板の大きさがわかるよう、作業者も入った写真にしました)
大澤先生
素晴らしい看板ができましたね。
教会員の皆様が込められた思いが輝いています。
きっと青森駅からタクシーに乗って「あの看板のある教会」
といっても運転手さんが連れて行ってくださるようになるでしょう。
埼玉から祈っています。