枕草子ではないですが、夏のよいものの1つに虹があります。
夕立のあと虹が出ることが多いので、夏の季語とされています。
日の射してどこかに虹の立ちそうな
稲畑汀子
私も雨上がりには、まさにこんなワクワク感で虹を探します。
以前、印象深い虹がありました。
美術館で絵を見終わって外へ出ると、ザーザー降りの雨でした。
美術館の前は開けた芝生になっていて、雨でもうもうと煙っていましたが、これも日本画みたいで綺麗だなと、雨宿りを楽しんでいました。
だんだん小降りになり、少し明るくなってきて、湿度も少し軽くなったような気がしてくると、虹が出ました。
広大な芝生いっぱいに架かる大きな虹でした。
「神様、参りました!降参です!」
あまりの美しさと雄大さに、私は喜んでひれ伏したいくらいの気持ちでした。
いま見てきた芸術を過小評価しているわけではなくて(芸術は私には必要不可欠です)、人や芸術といったくくりを超えた、まさに創造主たる神様の作品だと感じたからです。しかも今、私の目の前に造り出して下さった!感動でした。
聖書で虹は、神様との契約のしるしです。
ノアの箱舟の物語の中で、神様は「産めよ、増えよ、地に満ちよ」と地上のすべてのものを祝福し契約を立て、そのしるしとして虹を現して下さいました。
神様、「生きよ」と言って下さってありがとうございます。
こんなにも美しいしるしをありがとうございます。 (A.Y)
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