数年前、日本画家東山魁夷の「道」を見に行きました。
目の前に延びる一本道がシンプルに描かれているのですが、思っていた以上に大きくて、自分が道に立っているように感じる、引き込まれる絵でした。
その時はただ鑑賞しましたが、後々絵を思い返していると、どうも不安というかモヤモヤした気持ちになるのです。
…この道、けっこうな距離あるな。先も見えない。きっと歩き疲れて途中でへたりこんでしまう。天気も崩れてきそうだし、助けてくれる人もいなそうだし…
とマイナス思考が膨れるばかりでした。
でもある時ふと、「イエス様が一緒に歩いてくれるはず!」と思い至りました。「じゃあ大丈夫。なんとかなるよ。」
自分には信仰と言えるほどのものがあるのか、自信のない私でも、こうしてイエス様に依り頼み平安をいただいていることが実感できました。信仰は自分で作り出すのでなく与えられるものだということも。
わが家の居間には教会員の方が描いて下さった「エマオ途上」の絵が飾ってあります。
今に至るまでの道もこれからの道も、イエス様が一緒に歩いて下さっていることに感謝です。 (A.Y)
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