青森松原教会ホームページ

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愛のほほえみ

愛のほほえみ

「愛と自由のことば」(一日一章)を読んで、修道女テレジアの“愛のほほえみ”に共感を覚えたので、記してみたいと思います。

―――修道院の中には、もちろん仇(かたき)はおりませんが、やはりここにも自然に好きな人と嫌いな人がありまして、ある人の側には知らず知らずひきよせられ、ある人には回り路をしてでも会うことを避けたりいたします。

・・・以前、何かにつけて事々に私が不快の感を抱かずにはいられなかった一人の修道女がおりました。それには確かに悪魔の手が加わっておりまして、私はその悪魔にあやつられて、彼女の嫌な点ばかりを見ておりました。どうかして、この自然の隔意(うちとけない心)に打ち克ちたい、そうだ、愛はただ心におさめておくばかりでは足りず、行為に表さなければならないと思いつきましたので、私は全力を尽くして、この姉妹の最愛の友を扱うように扱いはじめました。そして彼女に出会う度に、その為に祈り、またその功績の全てを主の前に数え並べました。全てどのような名匠も、おのれの手の業を讃えられて喜ばぬことはございません。・・・私にそのような自己抑制の機会を備えてくれた姉妹の為に、ついには、ただ祈ることだけでは心足らず、私は彼女にできるだけの奉仕を献げ、また不愉快な返答をしそうになる時は、大急ぎでほほえみ、また談話の向きをかえるようにいたしました。・・・彼女はある日、真に喜ばし気なほほえみを浮かべて申しました。「テレジア童貞よ、私のうちに、何かあなたをそれほどひきつけるものがあるのでしょうか?また、お目にかかるごとに何も言わぬ御親切なほほえみで迎えていただきますので・・・。」

 ああ、私の心を引きつけるもの、それは彼女の霊の奥深き所に住み給う主イエス、もっとも苦きものを甘きにかえ給う主イエスでございます。―――

自分の日常を振り返ると、何と悪魔にあやつられていることの多いことか。しかも、修道女テレジアのように反省し、相手の為にも自分の為にも祈り、自然のうちとけない心に打ち克ちたい、愛は行為に表さなければと思い、相手を最愛の友と同様に扱って、相手の良い点を讃え、ついには相手から喜ばし気なほほえみを返されるようになり、その彼女の霊の奥深い所に住まわれる主イエスを見るのです。我が人生、70年以上を経た今でも、毎日反省することの多い日々を過ごしています。

修道女テレジアのようには出来ませんが、少しでも彼女に倣い、前向きに考え、祈りを重ねる、主に喜んでいただけるようになりたいと思います。(R. E.)

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